森崎ウィン『Birthday Boy in Billboard Live』ライブレポート「エンターテインメントは人を救う力があると信じて」
8月18日(日)、ビルボードライブ横浜にて「Birthday Boy in Billboard Live」が行われた。 8月20日の森崎ウィンの誕生日に先駆けて行われたライブ。8月16日にはビルボードライブ大阪でも行われた本公演。締めくくりとなるビルボードライブ横浜での2nd公演の模様をレポートする。 【全ての写真】森崎ウィンの誕生日に先駆けて行われた「Birthday Boy in Billboard Live」(全20枚)
トークも歌もたっぷり! あっという間の1時間半
ライブ会場は数多あるが、ビルボードというとまた特別だ。そんな特別な場所で、特別な時期に行われた森崎ウィンのライブ。Crew(ファンの総称)のワクワクもより大きいものとなっていたはずだ。 楽器隊が入場すると、もうまもなく始まる、という期待感がより一層高まる。照明が暗くなり、響く軽快なリズム、会場から自然と発生する手拍子。そんな音に迎えられるようにしてて森崎が客席に登場した。「みなさん、こんばんは!」と笑顔でご挨拶。大きな拍手が湧き起こった。 1曲目を飾るのは「L-O-V-E(Nat King Cole)」。笑顔で歌いながら、ゆっくりと客席を歩き、その姿をCrewたちも輝く表情で見つめる。 ステージに辿りつくと「Fly with me」へ。いつものライブではサビ部分で客席も一緒になって踊る楽曲だが、この日は座ったままでCrewたちも体を動かす。森崎は「初めましての方はクラップでもいいですからね」と気遣うが、客席が思い思いに体を動かしている姿は、この空間を楽しんでいることを感じさせてくれる。 ビルボードでは飲食をしながら音楽を楽しむことができる。客席にも「ゆっくり楽しみながら、でも俺のことも見て!」と言って笑いを呼びつつ、「Perfect Weekend」を。ここでは一部のメロディを客席に委ね、歌ってもらう場面もあった。森崎の歌声に耳を傾けるだけでなく、ライブ会場さながらに積極的に楽しんでいこう、という気持ちが伝わってくる。 3曲を終えて、改めて会場のCrewたちへごあいさつ。この公演では配信も行われているということで、配信用のカメラに向かっても笑顔を見せた。 バンドメンバーを紹介したところで、「WonderLand」と「Me, Myself and I」を続けて披露。「Me, Myself and I」では自然と手拍子が沸き起こり、森崎も気持ちよさそうに歌い上げる。 MCでは「僕も一緒に乾杯してもいいですか?」とグラスを手にする。「かんぱーい!」とグラスを掲げると、グラスが触れ合う音、「おめでとう!」の声が客席から飛ぶ。誕生日祝いもあって、いつもよりハッピームードも高めなのは、気のせいではないはずだ。 そんなビルボードでの公演がラストということを惜しみつつ、今日、初めてライブに来た人もいるということで、改めて自己紹介も。 ニコニコしながら話し、ビルボードという会場への思いについても語る。 「ビルボードでライブしたいという思いがあって、目標のひとつでもあったんです。そこでライブをするということで、普段とは違う形でお届けしたいな、ということ。あとはやっぱりみなさんとの距離が近いじゃないですか。だから音楽の粒をみなさんのところに降り注がせようかな、と」。音のひとつひとつをしっかりと届けたい、という想いを口にした。 大阪のビルボードでもライブを行ったが、「ビルボード合うね」という言葉ももらったそうで嬉しそうに笑顔を見せる。 ミャンマー出身で10歳のときに日本に来た、という自身のルーツについても触れ「24年もいればこれぐらい日本語も話せるようになるわな、っていうのもあって、だいぶ言葉も覚えました(笑)。たまに何を言っているのか分からないときがあるんですけど、そこはご愛敬っていうことで。……自分で言うな、ってね」と笑顔で言いつつ、「僕はトークもおもしろいって話題になってるんですよ」と笑いを交えて、トークを繰り広げていく。