扶養内パートで働いているけれど、年収が「103万円」を超えそうに! 会社に「手渡しにすれば大丈夫」と言われましたが、本当に問題ないのでしょうか…?
給料を手渡しにして壁をごまかした! バレるとどうなる?
もし雇い主側から「手渡しにすれば103万円の壁を越えても大丈夫」と言われた場合、本当に問題ないのか気になることでしょう。 しかし、給料を手渡しにして103万円の壁をごまかすことは脱税にあたります。経営者が給与支払報告書を改ざんすれば良いなどと軽く考えてしまっているのかもしれませんが、給与支払報告書を改ざんすることは私文書偽造等及び行使の罪に該当する可能性があります。 103万円の壁を超えないために、給料を手渡しにしてごまかすことは違法になるので、雇い主側が「大丈夫」と言ったとしても受け取らないようにしましょう。
給料手渡しでも壁は変わらない
銀行口座など履歴に残らないから、給料手渡しの場合は年収が103万円を超えてもバレないというのは間違いです。雇用主側は振込であっても手渡しであっても従業員に支払った給与額を報告する義務があるからです。給料を手渡しにして103万円の壁をごまかすことは脱税にあたります。 手渡しでも税金のルールは変わらないため、今回のケースでは、シフトを減らしてもらう、または103万円を超えて働き、きちんと申告して所得税を支払うといったどちらかの選択を取りましょう。 出典 厚生労働省 『年収の壁について知ろう』あなたにベストな働き方とは? 国税庁 No.1410 給与所得控除 国税庁 No.1199 基礎控除 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部