ロシアの北京五輪スキー3冠王者がSNSにアップした写真を巡り大騒動…ノルウェー連盟が「不適切」と非難しロシア側は「悪意ない」と猛反発
ロシア側の反応としては当然かもしれない。しかし、なぜ今このタイミングでロシアの距離スキー界のトップスターが、旧ソ連時代の代表ユニホーム姿を披露したかの理由の説明にはなっていない。 ロシアのアスリートの行動を巡っては、体操の種目別W杯男子平行棒に出場したイワン・クリアク(ロシア)のユニホームが物議をかもした。クリアクは5日の競技で銅メダルを獲得したが表彰式に胸の部分に「Z」のマークが入ったユニホーム姿で登場。優勝したウクライナのイリア・コフトゥンと並んでメダルを受け取った。「Z」マークは、ロシアでは勝利を意味するとされ、ウクライナを軍事侵攻しているロシア軍の戦車や軍用車にも、白いペンキなどで描かれている文字だ。クリアクのこの行為には政治的なメッセージが込められている可能性があるとして非難が相次ぎ、国際体操連盟(FIG)はクリアクの行為を問題視して懲戒手続きを進めるように体操倫理財団に訴えたことを発表している。