20日(土)・21日(日)の天気と予想最高気温

　今週末も厳しい暑さと大気の不安定な状態が続きそうだ。東日本や西日本を中心に35℃以上の猛暑日になる所があり、また、晴れる所でも天気が急変するおそれがある。急な激しい雨や雷雨に注意が必要だ。さらに来週は猛暑が何日も続くことが予想される。より一層、熱中症のリスクが高まるため、警戒が必要だ。

土日も続く猛暑

19日(金)の最高気温(午後3時まで)

　きょう19日(金)も各地で気温が上がり、日向市（宮崎県）では37.9℃まで上がるなど、6地点で最高気温が37℃を超えた。35℃以上の猛暑日地点は100地点を超え、那覇市では1890年以来初となる36.0℃を観測した。

20日(土)・21日(日)の予想最高気温

　この厳しい暑さは土日も続く見込みで、北海道でも30℃を超える真夏日が予想されている。こまめに水分や塩分を補給し、室内では適切に冷房を使うなど、万全な熱中症対策が必要だ。

天気安定せず　激しい雷雨も

20日(土)・21日(日)の発雷確率

　この土日は暑さだけでなく、不安定な天気も続く。梅雨前線は同じような所に停滞し、日本列島には雨雲のもととなる暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の不安定な状態が続きそうだ。北日本は曇りや雨とすっきりせず、雨足の強まる時間もある見込み。また、きょう梅雨明けした四国も含め、天気の急変に注意が必要だ。晴れる所でも午後を中心に発雷確率が高くなっている。山沿いや内陸部ほど雨雲が発生しやすく、雷雨になる所もありそうだ。局地的には激しい雷雨になるおそれがあるため、落雷や突風、ひょうに注意が必要となる。

来週は連日の猛暑に

週間予報(予想最高気温)

　さらに来週は長丁場の猛暑になることが予想される。関東から西の地域では連日、35℃前後まで気温が上がり、今の所、23日(火)が暑さのピークとなりそうだ。名古屋や岐阜の予想最高気温は38℃で、場所によっては40℃近くまで上がる所もあるかもしれない。体にこたえる暑さが何日も続くため、体調管理にはくれぐれも気をつけたい。 （気象予報士・多胡安那）