橋下徹氏 因縁のれいわ大石あきこ氏と直接バトル「不記載」「違う」「言い訳」府知事時代から因縁 名誉毀損裁判も
元大阪府知事の橋下徹氏が13日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演。れいわ新選組の大石あきこ議員と直接バトルした。 自民党・石破茂総裁、立憲民主・野田佳彦代表ら、7党のトップが集結し、「政治とカネ」の問題などを議論した。 橋下氏は、石破氏に政治資金収支報告書の不記載に関する問題について追及。一方で「野党のみなさんもルールメーカーなので、言い訳とかではなく、基準を教えてほしい。こういう場合は非公認にするとか、何かつくっていくのか」と迫り「れいわの大石さんもつい先日、不記載というものがありました」と名指しした。 大石氏は即座に「不記載ではない」と否定。手を挙げ「私の場合は、自民党の不記載みたいなことにしないでください。私の場合は、自ら収支報告書のミスを見つけて、訂正したので、裏金=不記載みたいな相対化の仕方は、自民党の巨悪、見えないお金で選挙に勝ってるよという疑いとは全然違う」と釈明した。 それでも橋下氏は「だから、言い訳じゃなくて、基準を」と再度求め「民間なら納税するが、みなさんが納税しなくていいのは記載するからなんです。この部分において、不記載というのは我々からすれば一緒」とはねのけた。 それでも大石氏は「いいですか。納税者も修正申告する。イコール脱税と言われたら納税者もたまらない。当たり前の常識のルールはある」と再反論した。 大石氏は先日、2022年度の収支報告書を訂正したことを報告。収入額を約450万円過少申告していたことを明らかにして「裏金議員ではありません。提出した収支報告書に自らミスを見つけ、約2か月後に自ら訂正を申告した議員です」と説明した。 大石氏は元大阪府職員で、08年に橋下氏が府知事に就任して最初の朝礼で「ちょっと待ってください!どれだけサービス残業やっていると思っているんですか?」とかみつき、「大阪のジャンヌダルク」と話題になった。 橋下氏は、日刊現代の配信した大石氏のインタビュー記事で名誉を傷つけられたとして、大石氏と同社に300万円の損害賠償を求め提訴。しかし、敗訴し、控訴審でもの棄却されている。