東海・北陸から沖縄にかけて 満潮の時間帯は浸水・冠水に注意を
7月21日(日)の満月の前後は大潮の時期にあたり、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなる。東海、北陸、西日本、奄美および沖縄の沿岸の一部では、海岸や河口付近の低い土地で浸水や冠水のおそれがある。
夏から秋にかけては海水温が高いなどの影響で、平常時の潮位が年間でも高い時期となる。また、令和6年能登半島地震の影響により、石川県の沿岸の一部では、浸水や冠水の起きやすくなっているところがある。 加えて、宮古島地方および石垣島地方では、暖水域の影響で潮位が平常より15センチ~20センチ程度高い状態となっている。さらに、7月21日(日)の満月の前後は大潮の時期にあたるため、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなる。 東海、北陸、近畿、中国、四国、九州北部(山口県を含む)、九州南部・奄美および沖縄の沿岸の一部では、7月19日(金)~7月27日(土)にかけて、満潮の時間帯を中心に海岸や河口付近の低い土地で浸水や冠水のおそれがあるので注意が必要だ。 なお、この期間中に台風や低気圧の通過等があった場合や、短時間に海面が昇降を繰り返す副振動の発生等があった場合は、さらに潮位が上昇する可能性がある。