ついに石破がキレた!…「安倍派壊滅」総選挙で「目障りなヤツらは一掃する」
菅・森山ら長老たちに翻弄されながら、石破総理が胸に秘める「大望」とは――。前編記事『その権力は最盛期の「二階元幹事長」をも凌ぐ…!長老たちに翻弄される石破政権の「意外なキーマン」』につづき、解散総選挙に打ってでた石破政権の内幕に迫る。 【一覧】自民党「落選危機」候補者24人の「実名」はこちら!
非主流派に転落した麻生と茂木の思惑
10月2日昼、非主流派に転落した麻生太郎のもとを、新たに副総裁に就いた菅義偉が訪れた。石破茂の後ろ盾として、麻生にご機嫌伺いしたのだ。 ところがその日の夜、麻生は前幹事長の茂木敏充と、白金台のフランス料理店「モレスク」で約4時間にもわたり会食した。麻生にしては異例の長時間だ。 「麻生派と茂木さんのグループが高市さんを支持する保守系議員と一緒になれば、いつでも石破政権なんて倒せるとプレッシャーをかけているのでしょう」(自民党関係者) しかも、さんざん長老たちの言うことを聞いたにもかかわらず、総理就任後、初めて出た新聞各社の世論調査の結果は芳しくなかった。 「内閣支持率は軒並み40~50%台と、'01年以降発足した11政権ではワースト2位でした。党内は国民人気の高かった石破総理で『ご祝儀相場』を期待していただけに、衝撃が走りました」(前出の自民党関係者) 石破のもとには、親しいマスコミ各社の幹部から、内閣支持率がさらに下がる予兆が出ていると伝えられた。
ついに吹っ切れた石破
ことここに至って石破はついに腹を決めた。 10月6日、総選挙で裏金議員の一部を公認せず、公認する場合も比例代表との重複立候補を認めない方針を打ち出したのだ。 「石破さんは5日の午後8時19分から党本部で、森山さんと進次郎さんと面会しました。石破さんはすでに裏金議員に厳しく対応することを決めており、側近中の側近である赤沢亮正経済再生担当大臣も同席させた。 森山さんは、『すでに処分はしている』と追加処分に否定的でした。しかし、進次郎さんが強硬に追加処分を主張。石破さんも後押しし、赤沢さんもサポートして、なんとか森山さんに呑ませたのです」(同前) 狙い撃ちにされた旧安倍派議員たちはこの対応に激怒。一部では「選挙後は『石破おろし』に動く」(旧安倍派若手議員)との声も聞こえる。自民党の閣僚経験者が語る。