【昭和の箱根駅伝】日テレが生中継を開始「テレビ時代の幕開け」…昭和62年の1区
2025年は令和7年だが、昭和(1926―1989年)で数えると100年になる。"昭和100年"の節目を記念して、昭和の箱根駅伝を写真で振り返る。 * * * 1920年(大正9年)に参加4校で始まった箱根駅伝は、戦時中の中断期間を経て2025年に101回大会を迎える。1987年(昭和62年)の第63回大会から日本テレビが完全中継を始めたことで人気が加速し、正月に欠かせない行事に発展した。 日本テレビが生中継を始めたこの年、大手町をスタートし内幸町付近を走る1区ランナー。不可能とされた箱根山中の映像を、ヘリコプターと中継地点を使うことで解決し、当時の紙面は「駅伝新時代と呼ぼう。テレビ時代の幕開けと言ってもいい」と表現。日本陸連幹部の「生で中継なんて思いもしなかった。地方の人が喜んでいるでしょう」のコメントが並ぶ。この中継によって箱根駅伝の人気が加速した。
報知新聞社