「 アウトドア バブル 」が 弾けた? 若者が減って、高齢者と女性が増えた、マリンレジャー ! コロナ禍 で 必然的に発生した" マリン・バブル"とは?
コロナ禍が 落ち着き、新規 免許取得者 が 減った
「アフターコロナ・マリンレジャーの需要活性化(同協会専務理事・佐伯誠治氏)」として、マリン業界が今、おかれている状況について語られた。 コロナ禍となった 2020年と2021年は、「余暇」と「密を避ける」を 両立できる点から、マリン業界は 目に見えて 盛り上がっていた。 最も顕著なのは、プレジャーボート や 水上バイクなどの「小型船舶免許」 取得者の数だ。 コロナ前の2019年 新規ボート免許 取得者数は 約4万9000人だった。それが、2020年には 5万9000人、2021年は 6万5000人となった。2019年と2021年を 比べると 1万6000人増と、驚異的な 伸びを見せた。 それが、2022年で 5万2000人、昨年は 4万4000人と、コロナ前の水準から少し下がるくらいまで 減っている。 ここにきて、変わってきたのが「新規参入者の内訳」だ。この傾向は、コロナ禍から続いているが、新規免許取得者の年齢層が、50代・60代の シニア層や、女性が 増えている。
「変わる遊び方」。自分で所有するのではなく「ボートシェアリング」が増加
従来までの「自分でボートを所有して遊ぶ」という 遊び方から、レンタルを中心とした シェアリングに シフトしているのも、今の マリン業界の 特徴のひとつである。これは 日本だけでなく、海外でも シェアリング需要が 増えている。 レンタルボートを持つ マリンクラブへ 入会する人数が、2019年には 4万1000人だったのに対し、2021年では 5万9000人と、1万8000人(144%増)増えている。 2022年、2023年も この傾向は変わらず、「ボートは レンタルして 遊ぶ」という 新しい流れが 出来つつある。 遊び方も「フィッシング」が 86%を 占めている。次に 多いのが「クルージング」と「トーイング」の 各11%だ。 乗船人数も2~3人と、家族や 友人といった 少人数で 遊ぶ 比率が 増えている。
コロナ禍が 落ち着き、「マリン・バブル」が 去った これからが重要!
こうしたなか、マリン業界として マーケットの 再活性化が 急務となる。マリン事業協会では、2016年に『10年後の ボートレジャーの 発展を期して「マリン産業 10年ビジョン」』を 策定している。 今後、若者や子ども、若いファミリー層などを どのように 取り込んでいくかが、マリン業界の 課題となる。
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