笠原将弘さん「和食はもっとも簡単な料理!」 カンロ飴と『賛否両論』がタッグした和食の世界
――和食を作らない理由として、「手間がかかる」というのがトップに挙がっていますが、どう思われますか? 笠原さん:和食が一番簡単なんですよ。例えばハンバーグなら、肉をこねて、そこに野菜を炒めて入れて……面倒じゃないですか! だったら、肉じゃがの方があっという間にできます。野菜切って煮汁に入れて、カンロ飴を放り込めばできるんですから。和食に比べたら、ロールキャベツやコロッケの方が僕にとっては面倒で大変ですね。 ――笠原さんは農林水産省認定の「和食給食応援団」のメンバーでもあります。今回のコラボはお子さんたちに和食の魅力を知ってもらう目的もありますか? 笠原さん:「今日は飴で作ったんだよ」と言えば、お子さんたちも興味を持つはずなので、これが少しでも和食人気に繋がるといいなと思っています。余った飴はなめればいいんだし(笑)。 ――確かに、料理を作りながらお子さんたちに「飴入れて」と言ったら、手伝ってくれそうですよね。
カンロ飴を使って前菜、主菜、ごはんものが完成!
――今回のコラボレーションの3品はどういった構成ですか? 笠原さん:前菜、主菜、ごはんものというイメージです。前菜の「たたきごぼうとえのきの甘酢漬け」には「塩カンロ飴」を使って、飴と同じく全体を白のイメージで仕上げました。これはおせちの定番。おせち料理は昔ながらの甘じょっぱいものが多いので、味付けにカンロ飴がすごく使えると思いますよ。
――おせち料理はかなりハードルが高いイメージでしたが、飴で味付けするとハードルが下がりますね。 笠原さん:そのマイナスイメージで和食の人気がなくなるんですよね(笑)。「塩カンロ飴」には、水飴、砂糖、食塩、しょうゆの他に昆布エキスも入っているので、旨味があって、調味料としてすごくいいです。甘酢漬けはごぼうだけで作ったり、他のきのこで作ってもいいですよ。
――続いて「鶏とレンコンとしめじの甘ダレがらめ」について教えてください。 笠原さん:しょうゆの「カンロ飴」を使って、甘じょっぱく仕上げています。これはドンピシャでお子さんが好きな味、嫌いという子はいないと思って間違いないです。このメニューは、山口県の給食の人気メニュー「チキンチキンごぼう」をヒントにしています。だからお子さんは絶対に好きな味。ごぼうは前菜で使ったので、今回はレンコンとしめじに変えました。