32歳のサラーは今こそ全盛期? 元チームメイトのN・ケイタが振り返る姿勢「サラーはいつもジムにいた」
衰えを感じさせぬ好調ぶり
30代に入れば、パフォーマンスを落とす選手も少なくない。しかし、逆にギアを上げているのがリヴァプールFWモハメド・サラーだ。 32歳で迎えた今季、サラーはここまで全コンペティション合わせて19ゴール15アシストと手がつけられない。得点数はもちろん、アシスト数まで二桁に達しているのは見事と言うしかない。リヴァプールがプレミアで首位を快走している最大の理由がサラーだ。 32歳の今もフィジカルの衰えを全く感じさせないが、そのベースには普段からのトレーニングが関係しているのだろう。 『Sportboom』にて、サラーの献身性を称えたのはMFナビ・ケイタだ。ケイタはリヴァプールで思うような時間を過ごせなかったが、サラーたちと一緒にプレイしてきた選手だ。 ケイタは、サラーが誰よりも早くジムでのトレーニングに取り組んでいたとリヴァプール時代を振り返る。 「サラーは仕事人間だ。リヴァプールではチームトレーニングの1時間前に(サディオ)マネとよく一緒にジムに行っていたけど、サラーはいつもそこにいた。チームトレーニングでもゴールを決められないと満足しない。それがサラーの日常なんだ。彼はとても偉大な選手で、いつも勝利を望んでいる。負けは大嫌いだ。それが彼のメンタリティだ」 若い頃のサラーは細身なアタッカーだが、リヴァプールに加入した頃にはプレミアリーグのフィジカルバトルにも対応できるだけの肉体を作り上げていた。それは今も変わりないようで、地道なトレーニングがそれを支えているのだろう。再び全盛期と呼べる活躍を見せており、今のサラーを止めるのは至難の業だ。
構成/ザ・ワールド編集部