お笑い芸人・チャンカワイ。3歳で300ピースのパズルを完成させた長女は、IQ139でMENSA会員。実体験を重視した子育てのたまもの!?
ゲームも動画視聴も、親子で共有すれば視野や世界が広がる
――小学校受験にも挑戦して、長女は国立の小学校に通っているそうです。受験を経験してみて、どうでしたか? チャンカワイ 小学校受験は、家族全員で頑張りましたね。そのために、それぞれの役割を決めました。長女は勉強を頑張って、ママはそのサポートを頑張る。パパは、長女とママが頑張るための教材を買うためにロケに稼ぎに行って、二女は1人遊びを頑張るというように。 受験校選びも、車でいろいろな小学校に連れて行って「ここの小学校は、こういう学校らしいよ」と伝えたりして、本人に行きたい学校を決めさせました。国立はくじもあるので、それもきちんと伝えました。 僕は、三重県名張市という田舎育ちなので、そもそも国立小学校の存在を知らなかったんですが、妻の父が国立小学校出身で、国立の小学校ではどんな勉強ができるのかを教えてくれました。そんなこともあって、妻は長女を国立の小学校に入れたいなと思っていたみたいですね。 ――長女はIQが高いということが、学校の学習面でも生かされることはあるんですか? チャンカワイ 空間認識能力が勉強面で発揮されるのは、もう少し学年が上がってきてからのようです。 ただ、空間認識能力は、年齢とともに能力が落ちてきてしまうらしいんです。それで今は、IQを維持するために専用の塾に通っています。そこで勉強することは、学校の勉強とは全然違うものなんですよ。数字が羅列してあるような問題をやっているのですが、僕にとっては「何じゃこれ!」という感じで、まったくわからない問題ばかりです。 ――チャンさんのお宅では、娘さんたちにゲームをやらせていますか? チャンカワイ 僕は、大歓迎派ですね。その代わり、一緒に楽しむことが大切です。ゲームをするのって、子どもたち同士で遊ぶコミュニケーションの1つとして大事じゃないですか。僕たちも小さいころ、そうやってゲームでコミュニケーションを取ったし、その合間に話すことも大切だったし。 ただ、大人は自分たちの時間を確保するために、子どもにゲームをさせたり動画を見せることが後ろめたいんだと思うんですよね。親がスマホなどで別のことをしていると、子どもはゲームや動画を通じて自分1人だけの世界になってしまいますよね。でも、親も子どもと同じ世界を共有することができたら、また違う発見があるんじゃないかと思うんです。 たとえばわが家の場合は、妻も僕も、子どもたちと一緒にアニメを観て楽しみますよ。それでこの前、観ていたアニメの中で「うずしお」が出てきたようで、「パパ、海がグルグルってするところって、ほんとうにあるの? 見てみたい」と言ってきました。そこから、「あれはなんで波がグルグルになるの?」「神様のしわざじゃない?」「鳴門ってところに行けば、船に乗って近くで見れるよ!」というふうに家族で会話が弾んで、実際に鳴門までうずしおを見に行ってみたんです。実際にうずしおを目にした子どもたちは、目をキラキラさせて大興奮でした。 お話・写真提供/チャンカワイさん 取材・文/内田あり(都恋堂)、たまひよONLINE編集部 忙しい日々の中でも、家族との時間や会話を大切にしているチャンカワイさん。娘さんたちから芽生えた「行ってみたい!」「見てみたい!」をしっかりキャッチして、自分の休日には家族を連れて出かけるようにしているそう。そのために、仕事のロケに行った場所でも、常にアンテナを張っているようです。 後編では、結婚に至った出会いや子どもたちへの声かけについて聞いてみました。
チャンカワイさん
PROFILE 1980年、三重県生まれ。2000年、えとう窓口とお笑いコンビ・Wエンジンを結成。大好きなグルメを中心に年間250日以上のロケを行う、芸歴24年たたき上げロケリポーター!! 2015年に一般女性と結婚、現在は女の子2人のパパに。ベビーマッサージインストラクターやベビーヨガインストラクター、おもちゃインストラクターなどの資格を持つ。 ●この記事は個人の体験を取材し、編集したものです。 ●記事の内容は2024年10月の情報で、現在と異なる場合があります。
たまひよ ONLINE編集部