新型コロナのワクチン接種開始へ 河野担当相が会見(全文2)弾切れを起こさないのが一番大事
4万人に増えた理由は
読売新聞:読売新聞の大藪と申します。2点お伺いいたします。EUからの第2便の承認が下りたのは何日のことでしょうか、というのが1点と、もう1点が先行接種対象の医療従事者、政府は当初1万人から2万人程度としてきたかと思うんですけれども、これが4万人に増えたのはどういう理由でしょうか。 河野:EUの承認がいつだったか、日付は後ほど事務的にお知らせをしたいと思います。そもそもこの先行接種の調査対象を1万人から2万人と、厚労省、申し上げてまいりましたが、医療機関に手挙げをしていただいたら4万人の方が応じたいということでございましたので、4万人の方を対象に先行接種を行います。そのうち継続的に日誌を付けていただくのはマックス2万人ということで、この2万人がおそらく研究班の調査の対象になるということになります。 司会:ほかにいかがでしょうか。
5回だと1億2000万回分に減ってしまうのでは?
ロイター:ロイター通信の竹中です。ファイザーの1瓶から5回分なのか6回分なのかということに関して、最終的に打てる方が何人になるかということに関して質問させていただきたいと思います。1億4400万回分という契約、1月20日になされたもの。これはファイザー側からすると、1瓶6回だよという前提でなされたものであるとすれば、5回しかほとんどのものが取れないとすると、最終的に1億4400じゃなくて、1億2000になってしまわないかという懸念があると思います。ここのところを少し説明していただけますでしょうか。 それと関連したことなのですが、もうすでに政府は5回しか打てないもの、かなりの量のシリンジをもう億単位で調達してらっしゃると聞いています。今回の、このボタンの掛け違いのようなことはどうして起こったのかということに関して教えていただけますでしょうか。 河野:契約は回数で契約をしていると思います。契約は、申し訳ありません、田村大臣のところで担当されておりますので、私から契約について申し上げるのはできませんけども。当初、これは昨年の夏から1瓶5回ということで調整が行われ、通常流通している針、シリンジで5回取れるということで調達をしてきたというふうに理解をしております。 年末にかけて、アメリカ、ヨーロッパで特殊な針を使えば6回取れるというから、ファイザーから日本にも6回いけるぞというご連絡をいただいた。しかし実際に針、シリンジでやってみたら5回しか取れなかったということで、1度6回としたものを5回に手引きでは修正をさせていただきましたが、貴重なワクチンでございますので、私としては、これはなんとしてでも6回取って無駄にしないと。 これはもう、契約の回数うんぬんとは別に、それこそ世界中で多くの方がワクチンを待っている中で、日本だけワクチンが廃棄されるっていうようなことが起きないように、これはもう6回、何がなんでも取りたいと思っておりまして、今、シリンジと針の調達の努力を一生懸命しているところでございます。 先ほど申し上げましたように、先行接種、4万人はなんとか確保いたしましたので、医療従事者についても、その後の高齢者についても、この6回できるようになんとか間に合わせたいと思っております。すみません、今のところは意気込みだけでございます。 司会:ほかにいかがでしょうか。フジテレビの阿部さん。