新型コロナ感染者「少しずつ増加」大阪・吉村知事会見11月30日(全文)※冒頭発言のみ
ぜひ検査キットや解熱剤の備蓄を
ただ、これはもう僕らの年代も含めてですけれども、今後、新しい大きな波が来る可能性があります。ぜひ家庭、備蓄として検査キットの備蓄をお願いしたいと思います。また、解熱剤等も備蓄をお願いします。そして、現状では、当然大きな波がまだ来てませんから、診療・検査医療機関で対応できますけれども、これが大きな波が来たときにはやはりそれを超える状況になる可能性があるので、今のうちに備蓄の準備をお願いします。そして、やはり効果高いですから、早期のワクチン接種をぜひ検討お願いします。そして、基本的な感染対策等もよろしくお願いいたします。 次です。2点目です。医療機関におけるサイバーセキュリティ対策の強化に向けた取り組みについてです。大阪急性期・総合医療センターに10月31日にランサムウェアによるサイバー攻撃事案が発生をいたしました。そして、電子カルテの閲覧・利用ができなくなるというような状況になって、診療体制に多大な影響が生じています。これはもう皆さんもご承知のとおりで、日々復旧に向けた作業、これを鋭意行っているところであります。そして、その進捗についても病院から逐次報告を、公表されてる状況ではあります。その中で、やはり医療機関を攻撃対象とするサイバー攻撃が非常に増えています。そして、企業や団体等のランサムウェアの被害というのは2年間で約5倍に増えています。
病院のサイバーセキュリティ対策セミナーを実施
今回の事案も教訓といたしまして、府立5病院をはじめとして、府内医療機関におけるサイバーセキュリティ対策の強化を図ってまいります。まず府内全病院を対象とした取り組みとして、病院におけるサイバーセキュリティ対策のセミナーを実施いたします。12月12日、月曜日13時15分から開始をします。限定オンライン配信をします。府内の全ての病院が対象です。508病院を対象といたします。その508病院の管理者、そしてシステムの実務の責任者に参加をお願いしたい。それが対象者になります。この研修自体は非常に実務的な研修にする予定です。 ご協力いただくのが厚労省サイバーセキュリティ初動対応支援チームです。これは大阪急性期・総合医療センターのアドバイザーもしていただいてますけれども、その。そして今回、大阪の急性期・総合医療センターで起きたサイバーセキュリティ事案に当初から入っていただいている、まさに実務の専門家の方です。これは半田病院の報道もされてますが、半田病院の対応もされて、その実績をお持ちの方で非常に詳しい、実務が非常に詳しい方です。 項目としまして、「病院におけるサイバーセキュリティ対策セミナー~半田病院・大阪急性期Cから学ぶサイバー攻撃への備え方」ということでセミナーを行います。これはサイバーセキュリティ対策に関する経営者等の意識、それからインシデントを防ぐための技術的な理解と備えということで、このセミナーを行いますので、ぜひ多くの病院に参加をしていただきたいと思います。 また府立5病院における対応の状況ですけども、病院の職員向けにすでに研修会を11月17日にもう実施済みであります。そしてこの4センター、急性期センターのシステム障害に係る原因究明、セキュリティの脆弱性、被害状況に係る調査等と併せまして、そのほかの4センターにおけるセキュリティの対策状況の調査等を今現在、実施しているという状況です。サイバーセキュリティ対策に対する強化を進めてまいりたいと思います。 またこれは非常に増えてますので、とりわけ病院が攻撃されてることも多くあるという状況ですから、府内のいつどこで起きてもおかしくないというような状況にもうなっています。この府内の全ての医療機関に、これ、入院施設がある病院ということで508病院ですけども、全ての病院になります。に、参加をお願いしたいというふうに思います。