【50代、3カ月で「使える筋肉」を増やす⑥】筋肉が増えると若く見える! 60kg超えの52歳が3カ月で驚く変貌ぶり! 体重と余分な脂肪DOWN、筋肉UPで大成功、その秘訣は?
3カ月後の数値 ■体重:57.70kg ■筋肉量:38.10kg ■脂肪量:17.25kg(体脂肪率29.9%) ■内臓脂肪レベル:6.0
躊躇せずにタンパク質をたくさんとったことが成功の秘訣
3カ月の推移を見てみると、さらによくわかる。 小川さんの変化を、食事指導をしてくれた管理栄養士の麻生れいみさんが解説してくれた。 「単純に体重を減らすことは簡単です。食べなければ減るのですから。でもそれでは、筋肉が落ちて代謝が悪くなり、痩せにくい体になるだけ。小川さんのグラフのように体重とともに脂肪量が減っていき、それとは逆に筋肉量が増えていく。それが正しいあり方。 タンパク質を素直にたくさん食べてもらえたのがよかったですね。筋肉量を増やそうという目標を掲げても、女性はどうしてもダイエット意識が強すぎて、食べる量を減らしてしまう傾向にあります。 それが小川さんの場合は、躊躇なく高タンパクのものをたくさん食べ、自然と糖質の量が減っていき、3カ月で十分に栄養が行き渡った感じがしました。しっかり理解していただけたことが結果につながりましたね。
3カ月目に送ってもらった写真を見てすぐ『なんだか女っぽくなった!』と思いました。肌ツヤも髪のツヤもよくなって若く見えます! これはタンパク質増し増し生活の賜物です。ぜひお手本にしてほしい」 また、3カ月の間に、小川さんは10日間ほどアメリカ出張にも行っていた。出張先での食事がどうなることかと心配したが、取り越し苦労。 アメリカではタンパク質=お肉がいつでも食べられる。その分、糖質の多いピザやパスタなどを避けることができたので、帰国したとき、いちばん体重が減っていたほどだった。グラフでいちばんガクンと体重が減っているのがそのタイミングだ。
筋肉増し増しができたのは、筋トレ前にガチガチ筋肉を使える状態に変えたから!
さらに、運動の指導をしていただいたパーソナルトレーナー・姿勢アナリストのKAORUさんにも解説していただこう。 「最初は体のいたるところがガチガチにこわばっていたので、硬いところに引っ張られて、姿勢も歪んでいました。そんな体で筋トレを始めるのは無意味どころかマイナス! 筋肉もちゃんと働くことができません。 でも1カ月続けた筋肉のリリースによって、本人も実感しているように埋もれていた首が長くなったり、前肩になっていたのが改善されていきました。上半身が変わったことが実感できると、顔もすっきりと変わったことだし、モチベーションアップにつながりますよね。 後半、小川さんは膝も伸びましたね。何よりお尻が下に引っ張られなくなり、ヒップアップしています。立ち姿が本当に変わって、性格まで違う人に見えますよ。私はいつも『姿勢が変われば人生が変わる』と言っていますが、それを地で行くすばらしい例です。 かちこちだった筋肉が伸びて、正しく使える筋肉になっていくと代謝が上がり、脂肪も燃焼しやすくなる、そのサイクルに入れたのです。 もうひと息、骨盤まわりを運動で引き締めると、より動きやすい体になり、さらに体型が激変するはず。ここからは小川さんの継続にかかっていますね」 とKAORUさんが言えば、小川さんも答える。 「KAORUさんのスタジオアプロが毎朝リアルでやっている、30分オンラインエクササイズはこれからも継続したいです。カメラオフで参加してもいいことが、私にはとても向いていました。 自分的に3カ月頑張りましたけど、そんなに必死に頑張ってる感じはまるでなかったですね。先生方にサポートしていただいていると思うと、無意識にやる気が湧いてきていたのかもしれません」 正しいやり方でやれば、筋肉を増やして、体重といらない脂肪は落とせる! ということがリアルにわかるリポートだった。やる気になったら、ぜひトライしてみて!!
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