レオパレスが第三者委報告後に会見(全文1)残念で仕方がない
ワンマン体制に陥っていた
また、次ページでございますけれども、外部調査委員会によりまして詳細に記述されておりますのが以上の上記のこのとおり、3点でございます。 まず、バブル崩壊後の当時でございますが、厳しい経営環境の中で「走りながら考える」との状況の下、経営危機からの脱却と請負建築事業の拡大が最優先されてしまったこと。それから2番目でございますが、創業者は2006年の6月に退任しておりますが、経営トップの意向ばかりが強く推し進められるワンマン体制に陥っておったこと。そして、この2つによって、建築関連法令に対する遵法意識・リスク感応度が低く、品質問題に対する当事者意識が欠如していたというのが、外部調査委員会による本質的な原因背景として記載のとおりでございます。 この2つのページでございますけれども、続くページのとおり、当社のほうで整理したものが右側、そして左側が外部調査委員会で整理をしていただいたものでございますが、1対1の関係というわけではございませんで、1つ1つの事象が複層的に絡まっているというふうに認識をしておるものでございます。 続きまして10ページ目以降が、外部調査委員会の提言を受けた再発防止策ではございますが、先ほど申し上げました根本的な原因、こちらをちゃんと踏まえて再発防止策の策定をするのが基本方針として臨んだものでございます。ページでいきますと11ページ目をお開きください。 再発防止策の全体像としましては3つの部位に分かれております。先ほど申し上げました外部調査委員会の原因究明でもございましたが、1つ1つに対応させて考えております。まず1番目は企業風土に対するものとして、この抜本的改革を行っていくべしというものでございます。詳細につきましてはまた後ほどご説明申し上げます。 また、法令意識ということに関しましても、コンプライアンスおよびリスク管理体制の再構築を図ってまいります。そして、先ほど申し上げました施工管理等々の事案でございますが、こちらはあくまで施工現場だけではなく、川上の商品開発にさかのぼって見直しを行ってまいります。3番目が建築請負事業体制の見直しという内容で分かれております。 では、この1つ1つについて簡単にご説明申し上げます。まず12ページ目でございますが、先ほど申し上げました企業風土の抜本的改革というものでございます。まず企業風土を抜本的改革するのは、やはり目指す姿、ゴールというものをちゃんと見据えてやらねばならないと思っております。 では私どもが目指すゴールというのは何かというふうに振り返りますと、企業理念あるいは社是でもうたっておりますが、やはり全て社会のためにというところの実現を図っていくというふうに考えております。これをもう1つの言い方でいきますと、1番目と記載をしておりますけれども、顧客本位の企業風土の醸成を図ってまいりたいというふうに考えております。 【書き起こし】レオパレスが第三者委報告後に会見 全文2へ続く