レオパレスが第三者委報告後に会見(全文1)残念で仕方がない
再発防止策の説明
宮尾:5月30日付で、明日でございますが、新たに社長に就任いたします宮尾でございます。本日、外部調査委員会より最終報告書を受領いたしました。報告書にございますとおり、当社における施工不備問題の原因につきましては厳粛に重く受け止めておるところでございます。 また、外部調査委員会におきましても再発防止策のご提言を頂戴しましたので、そのご意向も踏まえ、当社のほうで再発防止策を策定いたしました。これからその内容をご説明申し上げたいと思いますが、新体制の下、この再発防止策の実効性、あるいは網羅性、これを実行してまいりたいと思っております。では、着席してご説明申し上げたいと思います。 お手元のところにPowerPointで前方のスクリーンのような資料がございますので、こちらに基づいてご説明申し上げたいと思います。それでは最初に、4ページ目でございますが、こちらをご覧ください。こちらは昨年の4月以降に当社が公表しました施工不備の累計をご案内しておるものでございます。 一番左側、1番、小屋裏等界壁問題とございますとおり、こちらは昨年の4月および5月に公表した施工不備の事案でございます。そして右に目を移していただきまして、2番から4番、すなわち界壁発泡ウレタン問題、3、外壁仕様問題、4、天井部問題、この3つの事案につきましては2月7日に公表した事案でございます。 この施工不備の原因等について、外部調査委員会でのご報告もございましたが、まとめたものがございます。続く6ページ目をお開きください。外部調査委員会の調査・調査結果を受けまして、この施工不備の根本的な原因および背景につきましては以下の3点に収斂されると考えております。まず1つは、経営トップの意向ばかりを気にするような企業風土・法令軽視の企業風土ということで、これは全社的な企業風土の問題として受け止めております。 それから2番目としましては、真ん中でございますが、建築基準法を含む法令遵守意識の欠如、この点のご指摘も頂戴しております。これも「建築基準法等を含む」というとおり、単に建築基準、建築事業部だけの問題ではなく、幅広く全社的なものというふうに受け止めているところでございます。それから右側でございますが、施工管理体制および工事監理体制の不備。こちらにつきましては施工現場における施工管理、工事監理等々についての原因究明を頂戴したものでございます。