恐怖の毒キノコ“大豊作” 「内臓破壊」「呼吸困難」の恐れ 食べた家族が全員入院も
■“名人泣かせ”クサウラベニタケ 見分け方は傘の裏
山を歩くと、またもやクサウラベニタケが…。ところが、よく見ると食用キノコの「フウセンタケ」でした。比較してみると傘の色や形が瓜二つです。 専門家でさえも見分けが難しく“名人泣かせ”と言われているクサウラベニタケ。見分ける方法はあるのでしょうか? 大館代表 「裏を返すとこれ赤いの、これで見分けることができる」 実際に両方のキノコの傘の裏を見ると、クサウラベニタケは淡いピンク色になっています。これが見分ける方法だといいます。
■“キングオブ毒キノコ”の見分け方法
「クサウラベニタケ」を超える毒キノコがあります。 大館代表 「日本で一番多い中毒例は『ツキヨタケ』」 ツキヨタケは、厚みのある肉質が特徴的で、秋になると木に重なり合って発生します。 この10年、全国の毒キノコによる食中毒で最も多かったのは「ツキヨタケ」です。 先月30日、愛媛県で山で採ったツキヨタケを食用キノコと思い込み、食べた6人が嘔吐などの症状を訴え、そのうち2人が入院しました。 彼らは「ヒラタケ」というキノコを採るはずでしたが、見た目が似ているツキヨタケを採取してしまいました。 どちらも木に発生するキノコで、比べてみると同じような色や形をしています。見分ける方法はあるのでしょうか? 大館代表 「付け根に黒いしみがある。ツキヨタケを見分ける非常に分かりやすい特徴」 実際に根元を写した写真を見てみると、ツキヨタケの根元部分に黒い部分があります。この根元が見分けるポイントだといいます。他にも…。 大館代表 「柄とひだの境目辺りに隆起体っていうんだけど、縁取りみたいなものがある」 比較すると、ツキヨタケは傘の裏側にあるヒダが根元に向かって隆起しているのが分かります。これもツキヨタケ特有の特徴で、見分けるポイントでもあるといいます。 毒キノコを食べないために注意すべきことは? 大館代表 「中毒を避けるためには(むやみに)採らない、食べない、人にあげない。その原則を守っていただいて」