失言で辞任の今村復興相後任に吉野氏就任会見(全文)許すことできない発言
東北軽視と今度の大臣は大丈夫なのかが注目されていることについて
毎日新聞:毎日新聞の〓**タカ 00:08:59〓です。前大臣に限らず復興に関わる政治家の辞任の問題が相次いで、被災地のほうからは復興が、東北が軽視されているのではないかというふうな〓懸念 00:09:13〓が広がっています。大臣はどのように受け止めておられるんでしょうか。それともう1つ、そんな中で大臣に就任されるということで、今度の大臣は大丈夫なのかというふうに注目が集まっていると思いますが、それについてはどういうふうに応えていこうと思われますか。 吉野:はい。今までの歴代の大臣、本当に被災地に寄り添った心を持って対応してきていると思います。ただ今村大臣の場合は発言が、本当にふさわしくない発言でありますので、われわれ被災地の者としては許すことのできない、そういう重大な発言であったというふうに思います。そういう意味で、被災地からの代表として今回、私が復興大臣に就任をさせていただきました。もう私自身が被災者でありますので、被災者の心、気持ちというのは十分に理解し、例えば、最初は、津波の映像を見てもなんでもなかったんです。最近、私が津波の映像が映るテレビになるとチャンネルを回しちゃいます。このくらい私、津波というものに対して、ある意味の精神的な部分があるのかなというふうに思っておりますので、本当に被災者の寄り添った、普通、役所の方々は寄り添ってという言葉を使いますけど、耳障りのいい言葉ですから、本当に被災者に寄り添っていけるのは私だという自負を持っております。
早期にやるべきこととは?
ニコニコ動画:ニコニコ動画の七尾と申します。よろしくお願いします。今の質問と関連するんですけども、福島選出の吉野大臣の就任で、やはり被災者からは気持ちを分かってくれるんじゃないかっていう期待の声と、その一方でやはり何も変わらないのではないかという意見もあると伝えられております。そもそも前大臣の、〓当然の流れで 00:11:32〓吉野大臣を見る目はもう厳しいものがあって、特に冷めた声を復興の希望に変えていくためには初動が重要になってくると思うんですが、その点、どう対応していくお考えでしょうか。 吉野:丁寧に、被災地の実情は私よく分かっておりますので、被災者に寄り添って、耳障りのいい言葉で寄り添うのではなくて、私自身が体験した本当の寄り添い。これを実行していくことによって、私の復興大臣としての評価があるのかなと、このように思っております。 ニコニコ動画:すいません、関連してですが。 司会:じゃあもう一度、手を上げてもらっていいですか。 ニコニコ動画:すいません。大臣、さまざまな活動をされてきたと思うんですが、そうした吉野大臣だからこそ、早期にやるべき何か重点的なことっていうのがもしあれば。 吉野:津波被害と、福島の被害が、これは分けて考えねばなりません。津波被害のほうは、津波、地震被害のほうは岩手、宮城を中心とした所、また私のいわき市もそうなんですけど、まあまあ、復興10年、残り4年で復興のめどがついております。ただ原発被害については、あと何年かかるか分からない。そういうことで復興庁としても、復興庁はあと4年で自動的になくなる役所でございますけども、福島については中長期的にきちんと行政として、支援をしていくという、今のところ組織としてはまだ考えていませんけども、こんな形で中長期的な支援をしていくということでございます。 司会:そのほか、ご質問ございますでしょうか。