プロマネが考える「いい失敗」と「悪い失敗」は? プロダクトを成功に導くための“小さな失敗”
たとえば、他に優先順位が高いものがある、前提条件が整っていないなどの場合は「Not Now(今じゃない)」。もっといい方法がある、技術的に無理という場合なら「Not That Way(その方法じゃない)」といった具合だ。
NoをNotで言い換え、それをポジティブな表現に言い換えることで、否定型を使わなくてもNoを言える。ただし、ビジョンと合っていない場合は、はっきりNoと言った方がいい。このようにコミュニケーションをとることで、「我々もビジョンに沿ったものを作りたいと思っている」ことを理解してもらえる。 ┌────────── これを繰り返していくと、だんだんリクエスト側の勘所が育って、リクエストのクオリティが徐々に上がっていくことも期待できる(飯沼氏) └────────── 避けたい失敗がある状態でそのまま突き進むと、大きな失敗につながる。そうならないためには、小さな失敗をプロセスの一部に組み込んで、随時軌道修正できるようにする。これが仮説検証で重要だと強調して、飯沼氏はセッションを終えた。