夏コーデの重要5トレンド【Pitti Uomo 106速報】
年に2回、イタリア・フィレンツェで開催される世界最大規模のメンズファッション見本市「ピッティウオモ」。主力ブランドの最新コレクションをチェックするため、世界各国のバイヤー、デザイナー、インフルエンサーといった業界の洒落者が訪れるため“リアルな最新トレンドが知れる場”としても注目を集めている。今回はそんなピッティウオモにてOTOKOMAE 編集部が撮り下ろした無数のスナップから発見した「いま新鮮に感じる着こなし術」を厳選して5つ紹介していく。 Pitti Uomo 106でキャッチした最新スナップをもっと見る
ピッティウオモ106で見つけたコーデ術①「デニム&ローファーのMIXスタイル」
まずはじめにピックアップするのは、デニムにローファーを合わせたMIXスタイル。この組み合わせ自体は以前から認知されているが、今年はジーンズのシルエットにわずかながら変化が見られた。数年前であれば、短丈スリムテーパードのスラックスのようなシルエットのデニムにローファーを合わせるのが一般的だったが、今季はルーズシルエットでレングス長めのデニムを穿くスタイルが気分に。 編集部 橘「裾を引き摺るほどのレングスのデニムにローファーを合わせるのは抵抗があるという方は、脚のラインを拾わないゆとりのあるシルエットのデニムをノークッションで穿いてみるだけでも十分新鮮な印象を演出できると思います!シルエットはリーバイスの501よりもひと回り大きい程度がいまの気分。最近では、あえてリーバイスのヴィンテージをサイズアップして穿いている方も見かけます。」
ピッティウオモ106で見つけたコーデ術②「こなれ感を倍増させるフルレングスのパンツをセット」
ここ数年OTOKOMAEで頻繁にプッシュしていたフルレングスパンツ。その人気は今回のピッティウオモでも健在だった。数年前までは当たり前のようにノークッションのテーパードパンツを穿いていた洒落男たちも、今回のピッティではフルレングスのパンツを着用。ポイントは、落ち感のあるしなやかな生地感のパンツをフルレングスで取り入れること。足元にドレープ性のあるクッションが生まれることで、コーデのこなれ感が倍増する。 編集部 橘「ブランドの展示では、ウールやコットンにレーヨンをMIXしたり、柔軟性を高める特殊な加工を施してしなやかさを出した生地を使用したパンツが提案されていました。これからは目の詰まったハリコシのある表情に見えて、実は触り心地はしなやかといった生地感のパンツが注目を集めそうです。この手のパンツをフルレングスで穿くとすごく格好良くキマると思います。これから店頭で見かける機会が増えると思うので、ぜひチェックしてみてください。」