冬休みに行きたい、見逃せないアート&デザインの展覧会
ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子―ピシュスについて/アーティゾン美術館(東京)
『ジャム・セッション』は、アーティゾン美術館が2020年の開館以来企画している、石橋財団コレクションとアーティストとの共演による展覧会。5回目を迎える今回は、第60回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館で開催中の展示も注目を集める、毛利悠子を迎える。 本展タイトルに含まれる「ピュシス」は、通例「自然」あるいは「本性」と訳される古代ギリシア語。毛利にとって国内初の大規模展覧会となる本展では、アーティゾン美術館の空間に合わせてアップデートする既発表作品と、石橋財団コレクションに着想した新作を展示。さらに、作家の視点から選ばれたコレクション作品と並べることで、ここでしか体感できない微細な音や動きで満たされた静謐で有機的な空間に、来場者をいざなう。 <写真>毛利悠子《Piano Solo: Belle-Île》のためのスケッチ、 2024年 会期/~ 2025年2月9日(日) 会場/アーティゾン美術館 6階展示室 住所/東京都中央区京橋1-7-2 開館時間/10:00~18:00 ※毎週金曜日~20:00 ※入館は閉館の30分前まで 休館日/月曜(11 /4 、1 /13 は開館)、11/5 、12/28 ~1/3 、1/14
坂本龍一 | 音を視る 時を聴く/東京都現代美術館(東京)
音楽家でありアーティストである坂本龍一(1952~2023)の最大規模の個展が東京都現代美術館で行われる。昨年惜しまれつつ逝去した坂本は、1978年にソロデビュー、また「Yellow Magic Orchestra」結成に参加し、1983年の散開後も音楽界にとどまらず多方面で活躍。2000年代以降は、さまざまなアーティストとの協働を通して、音を空間に立体的に設置する試みを積極的に思考し、実践してきた。 本展では、生前坂本が本展のために構想した新作と、これまでの代表作を美術館屋内外の空間にダイナミックに展開する。クロニクル展示もあり、坂本の先駆的・実験的な創作活動の軌跡をたどることができる。さまざまな感覚を刺激する大型インスタレーション作品に浸れる貴重な機会をお見逃しなく。 会期/2024年12月21日(土)~2025年3月30日(日) 会場/東京都現代美術館 住所/東京都江東区三好4-1-1 開館時間/10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで) 館日/月曜日(1/13、2/24は開館)、12/28~1/1、1/14、2/25