期間中に緊急事態宣言発令なら無観客に

　組織委員会ではこれまでもラウンドテーブルにおいて専門家のご意見をいただき、また、先週金曜には政府分科会の尾身会長から提言をいただいておりました。本日の5者協議においても、IOC、IPCにもその内容をお伝えいたしました。これらを踏まえ合意事項には、大会時の感染状況については不確実性がある中で柔軟性の高い対応をすべく、今般、急激な変化が生じた場合には速やかに5者協議を開催して対応を検討する点を盛り込みました。仮に大会期間中に緊急事態宣言が発令されるような事態になった場合には、無観客とすることを含め、関係者間で協議していくことになると考えています。 　また、上限に達するセッションは全体の1割強で、8割以上のセッションは上限に達しておりません。40％未満のセッションも半数程度で、中には30％未満のセッションもございます。今回こうしたセッションにおいても追加販売は行わないことといたしました。人流抑制の観点では、このほかにも組織委員会、東京都、国、関係自治体が連携して感染リスクを制御すべく合意内容に要点を盛り込んでおります。 　本日、観客上限が決まったことでオリンピックについては最後のピースが集まって舞台の骨格が完成したと言えます。大会に向けてはオールジャパンでよりいっそう統一的なメッセージを出していくことが重要であり、早急に関係自治体等と連携、協議会を開催し、緊密な連携に努めてまいる所存でございます。関係自治体は、関係自治体等連絡協議会になります。オリンピック開催まで32日、パラリンピック開催まで64日となりました。引き続き、来日する参加者、受け入れていただく日本の皆さま、双方にとって安全で安心な大会を実現すべく、コロナ対策に万全を期して大会準備を進めてまいります。私からは冒頭以上です。よろしくお願いいたします。 司会：会長、ありがとうございました。それでは、すいません、スタートが予定より遅くなって申し訳ありません。6時15分までいけますので、できる限りご質問をお受けしたいと思います。オンラインでご視聴の方はいつもどおり、お名前、ご所属、ご質問内容をご入力いただきたいと思います。それでは部屋の中の方は挙手をください。ご質問ある方はどうぞ。はい、【ハヤシ　00:08:42】さんかな。ハヤシさん、どうぞ。