第165回直木賞受賞会見(全文)佐藤究さん「限界までいろんなことを詰め込んだ」
自分にもできることをやってみようと
なので及ぶことはできないですけど、せめて彼や、本当にメキシコで命を落としていったような記者たちのようには、もう本当に足元にも及ばないんですけど、書くっていうことにおいて、ちょっとでも、なんと言うんでしょうね、自分にもできることをやってみようと思って、限界までいろんなことを詰め込んだのがこの小説ですので、こういう場所で、これに、『テスカトリポカ』について話す機会を与えてくださって、また聞いてくださる記者さんが集まってくださったことに感謝します。以上です。 司会:佐藤さん、ありがとうございました。大きな拍手をもって【****00:47:54】ください。佐藤究さんでした。 (完)【書き起こし】第165回直木賞受賞会見