男子13歳以下は大野斗真が全国大会初V「とてもうれしい」 準々決勝で双子対決も制す…卓球全日本カデット
◆卓球 全日本選手権カデットの部 最終日(3日、長崎県立総合体育館) 男子13歳以下シングルスは大野斗真(野田学園中)が初優勝した。準決勝はホープス(小学6年)王者の丹波颯音(Dream卓球クラブ)の挑戦を3―0で退け、決勝は柴田洸(木下アカデミー)に3―1で勝利。全国大会では小中を通じて8強が最高で「初めて全国大会で優勝できたのでとてもうれしい」と声を弾ませた。 準々決勝では双子の弟で昨年ホープス覇者の颯真(木下アカデミー)との全国大会での初対戦も実現した。大会前に組み合わせが出た時から強く意識。「決勝で当たりたかった相手。気合を入れて臨んだ」。ゲームカウント0―2と追い込まれたが、サーブの種類を変えながら打開策を探り、2ゲームを奪い返した。第5ゲームも12―10で制し、劇的な逆転勝ちを決めた。 4月から強豪の野田学園中に進み、精神面の成長が結果につながっているという。「競ったとき時は体がカチカチになっていたけど、深呼吸してゆっくりプレーするようにした。メンタルを鍛えて、自信を持ってできるようになった」と語る。初の世代日本一のタイトルを手にした13歳は今後に向け、「この大会で優勝できたことを生かすのと、今回の発省点も何個かあるので、そこも改善していきたい」と足元を見据えた。
報知新聞社