【NFL】QBダニエルズはイーグルス戦で「大物」になったとコマンダースHCクイン
新人でありながら、ワシントン・コマンダースのクオーターバック(QB)ジェイデン・ダニエルズは試合終盤に強さを発揮して勝利をもぎ取る選手として早くも評判を得ている。
現地22日(日)、ダニエルズはコマンダースを劇的な逆転勝利に導いた。最後の2分間で57ヤードのドライブをけん引したダニエルズは、試合終了間際にワイドレシーバー(WR)ジェイミソン・クラウダーに9ヤードのタッチダウンパスを通し、フィラデルフィア・イーグルスを36対33で下している。
チーム公式記録によると、ダニエルズは「どんな状況でも試合に勝てると常に信じている。時計がゼロになるまで試合は終わりじゃない」と語ったという。
残り3分48秒の時点でイーグルスに30対28でリードされていたにもかかわらず、ダニエルズはプレッシャーを受ける中でインターセプトを喫してしまった。これはコマンダースがイーグルス戦で喫した5回のターンオーバーのうちの1回だ。そのボールはセーフティ(S)リード・ブランケンシップによってコマンダース陣27ヤード地点までリターンされている。その後、イーグルスが55秒間にわたる4回のプレーでフィールドゴールを決め、33対28とリードを広げた。
ツーミニッツウォーニングでの停止なし、タイムアウト1回、1タッチダウン差。たとえインターセプトという痛恨のミスを犯した後でも、それが、ダニエルズが最も輝く瞬間だ。
ペナルティと長いキックオフリターンにより、コマンダースは自陣43ヤード地点から攻撃を開始したが、ダニエルズはそのドライブでプレーの大半をけん引し、最終ドライブでパス5回中4回を成功させて(時計を止めるためのスパイクを含む)33ヤードを獲得。また、2回のランで14ヤードを稼ぎ、試合終了まで残り6秒の時点でクラウダーに9ヤードのタッチダウンパスを通した。イーグルスのキックオフリターンは期待外れに終わり、コマンダースは2012年以来の10勝シーズンを達成している。