【NFL】QBダニエルズはイーグルス戦で「大物」になったとコマンダースHCクイン
試合後、コマンダースのヘッドコーチ(HC)ダン・クインは「彼にチャンスを与えたら、その場所で本当に輝くんだ」と報道陣に語った。
ダニエルズが初めて試合終盤に魔法のような力を垣間見せたのは、第4クオーターで逆転勝利を決めたシーズン第2週のニューヨーク・ジャイアンツ戦だ。10月に行われたシカゴ・ベアーズ戦では、肋骨の負傷で出場すら見込まれていなかったにもかかわらず、ヘイルメアリータッチダウンを決めて新たな高みに到達している。そして日曜日、コマンダースにとってこれまで以上に重要な試合で、ダニエルズはまたしても土壇場で力を発揮した。
クインHCは「今日、彼は大物になった。本当にそうなった」と述べている。
第4クオーターに2回、コマンダースを逆転に導く必要があったダニエルズは、WRオラマイド・ザキアスに2回のタッチダウンパスを通し、残り9分の時点で逆転に成功したが、再びイーグルスにリードを奪われてしまった。興味深いことに、ザキアスとクラウダーはイーグルス戦でそれぞれ2回のタッチダウンを決めたが、日曜日の試合を迎えるまで両選手のタッチダウンレシーブ数はともに0回だった。
この試合で、ダニエルズはパス39回中24回を成功させて258ヤード、タッチダウン5回、インターセプト2回を記録。また、9回のキャリーで81ランヤードも獲得した。ダニエルズはラマー・ジャクソン(2019年シーズンに2回)とキャム・ニュートン(2015年シーズンに1回)に次いで、同じ試合で5回以上のタッチダウンパスと75ランヤード以上を記録した3人目のクオーターバックとなっている。
その成績は素晴らしい。しかし、ダニエルズは試合が決まる瞬間に自分がボールを持っていることを何よりも大切にしているとコメント。試合後半でのターンオーバーによって逆転が難しくなったことが、さらなるモチベーションにつながったようだ。
「ああいう状況が大好きだ」と語ったダニエルズはこう続けている。