「デニム芸⼈たちよ、もっと愛情の話をしてくれ」とろサーモン久保田のデニム論と愛用品7選!
最近の“久保⽥的デニム”は、もっぱら“適度にゆとりのあるサイズ感”が気分なのだそう。 「デニム以外でもいまはビッグシルエットが流⾏っていますが、僕はあえてそこまでルーズじゃないものを選んでいます。ジャストサイズから2~3インチ⼤きめのものが多いですね」。 デニムを着⽤する際に必ず合わせるアイテムについて聞くと、「あ、ちょっと待ってくださいね」と中座。取り出してきたのはネットで購⼊し、撮影前日に届いたばかりという4本のベルトだ。 「はい、ここで問題です! これ全部でいくらだったでしょうか?」とクイズ番組ばりの軽快な口調でインタビューを再開。
スタッフが「4~5万円くらいですか?」と答えると、久保⽥さんは「ぶーっ! 3400円です(笑)!」と、してやったり。 「これ全部『テム(Temu=海外のプチプラ通販サイト)』ですから。前回の撮影でも⾔ったでしょう? ⾒た⽬や先入観にとらわれないでくださいって。ファッションはこうやって遊ぶのも楽しいんです」。
“デニム童貞”はいつ捨てたのか?「愛」を語るべし!
デニムを選ぶ際のポイントは「気に⼊ったら買う」、ただそれだけ。久保田さんの⾔葉は、徐々に熱を帯びてきた。 「⾊合いやデザインが気に⼊れば、ブランドに関係なく買います。デニムって本来、インディゴの⾊味とかシルエットの良さとかで買うんじゃないの?っていう。さっきのベルトもそうだけど、あくまでアイテムとして良いと思ったものを買うってことですわ」。
デニムといえばヴィンテージも盛り上がっている近年、後述する久保田さんの私物のなかにも古着はあるが、あえて程良い距離感を保っているそうだ。いかにも彼らしいユニークな考えを“恋愛”に例えて吐露してくれた。 「好きな⼥性がいるとして、その⼥性はおそらく過去に彼⽒がいたわけじゃないですか。もちろん前の彼⽒はどんな⼈だったかとか、いちいち聞かない。でも偶然、道端で元彼と会ったら、すごくイヤな気持ちになると思うんです。 『こんな男にこの⼦が抱かれていたのか……』って考えちゃう。ヴィンテージデニムもそう。1回着てるやん、っていうか何回か“抱かれてる”やん……って(笑)。古着そのものに罪はないんですけど、そういう気持ちになっちゃうのであまり深⼊りはしません」。