同僚同士の「ポジティブなフィードバック」は優れた仕事につながる!ただし、注意したいポイントも3つ
職場をより良くするために、今すぐできることがあります。 お金がまったくかからず、努力はほぼ不要。仕事仲間の仕事の効率が上がるだけでなく、彼らの機嫌も良くなります。ひいては、あなたの気分も上向くでしょう。 やるべきことは1つだけ、同僚たちのがんばりを認めて心から感謝すること。具体的に言うと、「ポジティブなフィードバック(評価)を同僚に与える」だけです。 これは、誰でもできる有意義な行動であり、目に見える形で職場に良い影響をもたらします。おまけに、仕事の質の向上にもつながるのです。 複数の研究で、「同僚から認められている、尊敬されている」と思っている社員のほうが、優れた仕事をすることがわかっています。お互いを認め合い、尊敬し合うことは、健全で生産性の高い職場の基礎なのです。
「ポジティブなフィードバック」の習慣を広めるコツ
問題は、同僚同士でそうしたポジティブなフィードバックをし合うことは実際ではかなり少ないということ。 その理由をさまざまなチームのメンバーに聞いてみると、いろいろな反応が返ってきます。 どう言えばいいのかわからない そうすることに抵抗感がある 何か裏があるのでは、と勘繰られそうな気がする こうした反応が返ってくるのは、お互いを認め合う習慣が根付いていないチームです。ポジティブな言葉をかけられると、つい疑ってしまうのです。なかには、それを欠点の指摘と受け取ってしまう人さえいるほど。 しかし、この解決方法はごくシンプルです。同僚同士によるポジティブな声かけが増えるにしたがって、言われる側はそれを素直に受け入れるよう変化するのだとか。 そして、そうした姿勢は、たいてい人から人へとどんどん広がっていきます。 ポジティブなフィードバックを耳にしたことのない職場であっても、心配はいりません。賛同してくれそうな同僚に提案してみましょう。 協力しあってまずはその小さな輪からこの運動をはじめます。お互いに競い合いながら、この運動の輪を広げていけばいいのです。 コツは、小さくはじめて、互いに認め合う社員の輪を少しずつ大きくしていくこと。そうすれば、おのずと職場全体へと広がっていくでしょう。 一方で、こうした流れをつくる際に気をつけるべきポイントがいくつかあります。