展示中止問題の後 「表現の不自由展」実行委が会見(全文3完)排外主義への準備が必要
国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で展示中止となった企画展「表現の不自由展・その後」の実行委員会は2日午後、日本外国特派員協会(東京・千代田区)で記者会見を行った。 【動画】展示中止問題のその後 「表現の不自由展」実行委員会が会見(2019年9月2日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「展示中止問題のその後 「表現の不自由展」実行委員会が会見(2019年9月2日)」に対応しております。 ◇ ◇
津田氏との協議は再開させるのか
共同通信:共同通信の【モリハラ 00:53:28】と申します。先ほどの津田さんの会見の中で、「不自由展」の実行委員会の方とも協議をしていきたいというふうなお話がありました。大村知事からはコメントが、まだ追加の質問をしている段階でというお話でしたけれども、津田さんとの協議を再開させていく、あるいは具体的に何か動いていくということがあるのかどうか。あと、例えば名古屋市内でサナトリウムと題したアーティストの自主的な協議の場などができつつあって、議論が現場では起こりつつあると思うんですが、そういった議論に皆さんとしてすでに加わっていらっしゃるのか、それとも今後加わっていくことになるのか、アーティスト同士の連携というところは今後どういうふうに考えていかれるかお聞かせください。 岡本:1つは先ほどので、中止決定が一方的だったのか協議があったのかという点をちょっと説明したいんですけれども、これは前の日に、8月1日に津田さんが記者会見したときに抗議がひどいという話で、今後、展示内容を見直さなきゃいけない、2日ですね。すいません、2日。1回目の津田さんの会見のときに展示内容を見直さなきゃいけなくなるかもという発言をされました。そのときに、それを決めるに当たっては知事、津田監督、そして「不自由展」実行委員会、3者の協議をしますと記者会見で発言されました。 ところが2日の深夜の会議において津田さんは、知事と話してきた、決定をお伝えしますと切り出し、中止決定がもちろん私たちにそのときに伝えられました。私たちはそれに対して先ほど前半で言ったような、まだできる、安全対策もまだできることがあるなど、それから中止にしたときのリスクなど散々質問しまして、津田さんは持ち帰るということになりました。