気軽におしゃれに乗りこなそう!おすすめスクーター7選
スクーターの歴史
スクーターの歴史は古く、1910年にアメリカで発売された「Autoped」がスクーターの元祖と言われています。こちらはキックスケーターのようなもので座席は無く、立ち乗りで運転するものでした。 1917年にフランスのパリで「Autoped」が発表されると大きな反響を呼び、その後のヨーロッパのスクーターの歴史の礎となったようです。 1919年にイギリスのABCモーターサイクルズにより「Skootamota」が販売され、こちらには座席が取付けられており、ヨーロッパにおけるスクーターの原型となったと思われます。 その後、イタリアのピアッジオ社から1946年に登場した「Vespa98」。Vespaは、その洗練されたスタイリングと造形美により、世界のスクーターのアイコン的存在となっていきます。 また、日本国内でも同じく1946年に国産初のスクーターとして販売された富士産業(現:SUBARU)の「ラビット S1」が、半年程遅れて中日本重工業(現:三菱重工業)の「シルバーピジョン C-10」が販売されました。 このような感じでスクーターの歴史は紡がれていきますが、今回はここまでで割愛させていただきます。
おすすめ7選
今回は2024年5月現在の現行モデルから、7台を厳選して順に紹介していきます。 ────────── Vespa Primavara 125 ────────── イタリアの「ピアッジオ」から1946年に登場した「Vespa」。 そのVespaの代表的モデルのひとつである「Primavara」が市場に登場したのは1968年。 その後一旦市場から姿を消しますが、2013年に復活。 Vespa伝統のスチールモノコック構造を採用し、現代的でありながらもVespaらしいクラシカルな雰囲気を十分に感じることができる美しいデザイン。 「おしゃれなスクーター」といえば、外せない1台です。 自動車専用道路も走行可能な150ccモデルもラインアップされていますので、自分の使用したい環境にあわせて選択可能。 【スペック】 エンジン:空冷4ストローク単気筒SOHC3バルブ 排気量:124cc 最高出力:10.9HP(8.1kW)/8,000rpm 最大トルク:10.4Nm/6,750rpm シート高:790mm ────────── Lambretta V125 special ────────── イタリアのフェルディナンド=イノチェンティが 、1947年に「Lambretta」を創設。 Lambrettaのスクーターは、1950年代後半から’60年代にかけて流行したモッズ・カルチャーに深く結びつき、上記Vespaと同じく、若者の間でスタイルアイコンとして認識されました。 しかし、1971年にはスクーターの製造を中止し、インド政府に買収されています。 2017年にオーストリアKSRグループとの共同出資によりランブレッタ有限会社を設立し登場したのが、この「ランブレッタVスペシャルシリーズ」。 Lambrettaの伝統的スタイルを継承しつつ、最新のテクノロジーを搭載し、現代版として復活しました。 日本では上記Vespaほどの知名度はありませんが、イタリアを代表する1台です。 排気量49ccの原付免許で乗車可能な「V50」、排気量169ccで自動車専用道路も走行可能な「V200」もラインアップされていますので、自分の環境に合わせて選択可能。 【スペック】 エンジン:空冷4ストローク単気筒 排気量:125cc 最高出力:11.4PS(8.4kW)/8,500rpm 最大トルク:10.3Nm/6,500rpm シート高:800mm