専業主婦なので節約のため毎日昼ごはんは「納豆ごはん」と「納豆そば」のサイクルです。コスパ最強と思っていますが、栄養面には不安が残るでしょうか?
1人で食べるお昼ごはんは、できるだけ簡単でコスパよく終わらせたいと考える方もいるでしょう。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証 中には、コスパがよい食べ物といえば納豆を使って「納豆ごはん」と「納豆そば」を交互に食べて簡単に済ませようと思う方もいるかもしれません。納豆が体によいことは分かっていても、毎日食べるとなると栄養面で問題がないのか気になるところです。 そこで今回は、節約のために毎日昼ごはんに食べている「納豆ごはん」と「納豆そば」を交互で食べる場合、栄養面に不安が残るかどうかについてご紹介します。
納豆ごはんと納豆そばにかかる費用
納豆ごはんにかかる費用をみていきましょう。納豆ご飯を作る場合、当然ですが納豆とごはんが必要です。総務省統計局の小売物価統計調査によると、東京都区部での納豆の料金相場は3個パックで99円です。また米の相場は、5キロで2323円です。 ごはんは茶碗1杯あたり0.5合程度といわれているので、1食につきごはんは約35円、これに納豆1パックあたりの値段を加えると約68円という計算です。 一方、納豆そばの場合、そば10食入り約700円のものを買うと1食あたり約70円です。それに、納豆を混ぜて食べると1食約100円で済む計算になります。 1ヶ月の平日のみ(20日間)の昼ごはんに、納豆ごはんと納豆そば交互に食べた場合、納豆ごはん10日分が約680円、納豆そば10日分が約1000円になるので、1ヶ月で約1680円になり、コスパは最強といえるでしょう。
栄養バランスを補うためにおすすめの食材
価値観によって異なりますが、納豆ごはんと納豆そばをコスパ重視で考えた場合、1食あたり約70~100円で食べられるため、節約につながることが分かりました。しかし、気になるのは栄養面ではないでしょうか。 納豆は昔から食物繊維が豊富で体によい食べ物といわれていますが、納豆だけではバランスのよい食事とはいえません。納豆から摂取できる主な栄養素は、「たんぱく質」「食物繊維」「ビタミンB2・B6」などです。 納豆は5大栄養素がすべて含まれていますが、「ビタミンC」や「ビタミンA」は少ないため、納豆ごはん、納豆そばどちらにしても、栄養バランスを補うため、食材をプラスするのがおすすめです。 ■野菜 納豆に野菜をプラスするのにおすすめな食材がオクラです。オクラはビタミンが豊富な野菜です。ビタミンは、人の体の機能を正常に保つために必要な栄養素ですが、体内でほとんど作れないため、食品から摂取する必要があります。 ■海藻 納豆と合わせて食べるとおすすめなのが「めかぶ」です。めかぶには、胃腸の調子を整え、便通をよくする働きや免疫力を高める効果があるフコイダンやアルギン酸などさまざまな栄養素が含まれています。 めかぶにも納豆と同じネバネバした食感があるため、混ぜてもおいしく食べられるでしょう。 ■果物 納豆ごはんや納豆そばだけでは少し物足りないと感じるなら、食後に果物を食べるのもおすすめです。果物はビタミンやミネラル、食物繊維を含みます。 ただし、果物を食べすぎると、糖質の過剰摂取により中性脂肪の増大や肥満の原因になるため注意が必要です。