今季5位の鹿島が川崎Fに7つのタイトルもたらせた鬼木達監督を新監督に招へい、1999年以来の古巣復帰…中後雅喜監督はコーチに就任
鹿島アントラーズは12日、2025シーズンの新監督に鬼木達氏(50)が就任することを発表した。 鬼木氏は、市立船橋高校から1993年に鹿島に加入。ルーキーイヤーから5シーズンを過ごすと1998年に当時JFLの川崎フロンターレに期限付き移籍。1999年は鹿島に復帰したが、2000年に完全移籍。2006年までプレーし現役を引退した。 引退後は川崎Fで育成・普及コーチ、トップチームコーチを務めると、2017年に監督に就任。シルバーコレクターと呼ばれ、タイトルに縁がなかったチームにJ1で4度の優勝、リーグカップ1回、天皇杯2回と7つのタイトルをもたらせる手腕を見せた。 就任から5年で4度の優勝をもたらせたものの、2023年、2024年は8位と低迷。今シーズン限りでの退任が決まっていた中、古巣の鹿島で監督を務めることが決定した。 鬼木監督はクラブを通じてコメントしている。 「来季から監督としてお世話になります鬼木達です。よろしくお願いします。1993年、Jリーグ元年にプロサッカー選手として自分のキャリアをスタートさせていただいた鹿島アントラーズで、監督としてまたファン・サポーターの皆さんと一緒に戦えることを大変うれしく思います」 「選手がサッカーを楽しみ、観ている人にも楽しんでもらう。その先に必ず勝利があると信じて、戦っていきたいと思います。タイトル獲得のためには、クラブに関わるすべての人の力が必要です。自分はアントラーズの一員として全力で戦います。ぜひ、皆さんの力を貸してください。必ずタイトル獲りましょう!」 また、今季途中から指揮した中後雅喜監督はトップチームのコーチに就任。本山雅志コーチはアカデミースカウト兼任から同業務専任となりコーチは退任する。両者もクラブを通じてコメントしている。 ◆中後雅喜氏 「来シーズンもチームの勝利のために全力を尽くすことに変わりはありません。コーチとして監督をしっかりサポートし、来シーズンこそはタイトル獲得できるよう、アントラーズファミリーで戦っていきましょう」 ◆本山雅志氏 「コーチとしては約2カ月という期間でしたが、選手たちが最後の6試合を負けずに戦い抜き、ピッチで示したパフォーマンスは次につながるものだったと思います。来シーズンからはまたアカデミースカウトに専念し、クラブに貢献できるよう頑張りますので、引き続きよろしくお願いします」
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