帝国ホテルがコロナ禍で見せた従業員への“気遣い” 非常事態宣言の発令でホテルは営業縮小、従業員の自宅待機…そんななかで社長から届いたメール
世界的な食糧の安定供給や環境負荷低減へのソリューションとして、植物性代替食品を使用したメニューを考案しました。使われるのは不二製油(株)の「プライムソイミート」や、ミツカングループの(株)ZENB JAPAN(ゼンブジャパン)が販売する黄えんどう豆100%の「ゼンブヌードル」などです。 それら多彩なサステナブルメニューは、館内直営レストランで提供されています。 かつてはホテルといえば敷居の高いところでしたが、ホテルニューオータニは創業当時より「家族だんらんから国際会議まで」をうたい、幅広いマーケットに対応してきました。現在は5つ星ホテルとして世界にも認められています。
③ ホテルオークラ(現・The Okura Tokyo) ホテルオークラの創業者は、大倉財閥2代目の大倉喜七郎氏です。 「建築やインテリアに日本美術の粋を集め、日本ならではの国際的なホテルを作る」という構想をもとに建てられました。エントランスを潜った先に広がる厳かなロビー空間は、圧倒的な存在感を放っています。 大倉氏は財閥解体により公職追放となり、会長職にあった帝国ホテルなどからも離れ、どん底の経験を味わった人物です。オークラ東京には、その歴史や空気感、緊張感を確かに感じることができます。
■日本モダニズム建築の傑作 ホテルオークラが開業したのは1962年、東京オリンピックの2年前のことです。当時のホテルとしては日本で初めて「三ツ矢式建築」を採用し、日本モダニズム建築の傑作といわれています。 歴史的価値が高いこの建物は、2019年に「The Okura Tokyo(オークラ東京)」として生まれかわりました。 その後、世界的なホテルランキングを発表する「コンデナスト・トラベラー リーダーズ・チョイス・アワード 2022」において、2021年に引き続き日本のトップホテル部門で第2位、都内ホテルでは第1位となりました。