ルクレールが1ストップ作戦完遂でイタリアGPを制す!2ストップが裏目のマクラーレン勢2-3…角田裕毅はもらい事故で無念の序盤リタイア|F1
2024年のF1第16戦、イタリアGP決勝が現地時間1日行われた。 現地モンツァは晴天、ドライコンディションでレース時刻を迎えた。気温34℃、路面温度54℃となっている。 【動画】イタリアGPはティフォーシの前でルクレールが今季2勝目!チェッカーフラッグを振るのはアレッサンドロ・デル・ピエロ 第1スティントはミディアムとハードで分かれた。マクラーレン、メルセデス、フェラーリのトップ6が全員ミディアム、7-8のレッドブル勢がハードを選んだ。20人中14人がミディアムで、16番グリッドの角田裕毅はハードをチョイスしている。 53周のレースがブラックアウトとなり、ランド・ノリス、オスカー・ピアストリの順でターン1に入っていく。3番グリッドのジョージ・ラッセルはターン1でオーバーランし、大きくポジションを落としてしまった。ターン4ではピアストリが仕掛け、オープニングラップでトップに浮上する。 ピアストリ、ノリス、チャールズ・ルクレール、カルロス・サインツ、ルイス・ハミルトン、マックス・フェルスタッペン、ラッセルの順番でコントロールラインに戻ってきた。角田は14番手にポジションアップして2周目に入ったが、この2周目にエステバン・オコンに抜かれ、P15となっている。
ここからモンツァはお馴染みの光景とも言える隊列の長いトレイン状態に。5周目のターン1でニコ・ヒュルケンベルグがブレーキをロックさせる。その前にいた角田に当たり、角田はもらい事故の形でダメージを負う。この周の終わりにヒュルケンベルグはピットインを行い、タイヤとフロントウイングを交換している。 角田はトラックに留まり続けるもペースが目に見えて低下し、4秒近くラップペースが下がり、19番手まで落としてしまった。8周目に入るタイミングでピットに入り、無念のリタイアを選択した。ヒュルケンベルグにはこの後、10秒のタイムペナルティが課されている。 53周のレースは1ストップ作戦も予想されたが、路面温度が高く、タイヤへのダメージが大きい状況から、早めにタイヤ交換に入るチームが出てきた。17~20周目にはミディアムのトップ6が最初のピットストップを終えた。ハードのレッドブル勢も早々に第1スティントに見切りを付ける。 ほぼ折り返しの26/53周時点でトップはピアストリ。2秒後方に2番手ノリス、そこから2秒差で3番手ルクレール、その11秒後方に4番手サインツとなった。