ルクレールが1ストップ作戦完遂でイタリアGPを制す!2ストップが裏目のマクラーレン勢2-3…角田裕毅はもらい事故で無念の序盤リタイア|F1
30周目を過ぎると、2度目のピットストップに入る上位勢も出てくる。メルセデス勢とマクラーレン勢が第3スティントに入った一方で、フェラーリ勢は第2スティントのままステイ。1ストップ作戦で最後まで粘るストラテジーを選択した。 残り10周の44/53周目でトップはルクレール。10秒差で2番手サインツと、1ストップ勢のフェラーリ1-2。 P2サインツの後ろ、4秒差で3番手ピアストリ、そこから5秒後方に4番手ノリスという状況に。1ストップのフェラーリ勢を、2ストップのマクラーレン勢が追いかける展開となった。 45周目から2番手サインツと3番手ピアストリが接近戦となる。このラップのターン9~10でピアストリがパスし、2番手に浮上。あとは12秒前のルクレールだけとなった。
48/53周目のターン1でノリスがサインツをパスし、マクラーレン勢がこれで2-3となる。ルクレールは残り5ラップの49/53周目時点で、2番手ピアストリとの差は8秒。ハードでロングランしているルクレールはペースを大きく落とすことなく、そのまま53周目まできっちり走り切った。 これでルクレールは今季2勝目。ティフォーシの詰めかけた地元モンツァで、嬉しい勝利となった。2位は2.6秒差でピアストリ、そこから3.4秒差で3位ノリスとなり、マクラーレン勢が2-3だった。ノリスは最終周に1:21.432で周回し、ファステストラップの1ポイントも手にしている。
4位サインツ、5位ハミルトンと続き、フェルスタッペンはハード、ハードとつないだこともあり、早々に2ストップが確定して戦略の幅が狭まり、P6フィニッシュとなった。7位ラッセル、8位ペレスと、4強8人がそのままトップ8を占めた。 9位アレクサンダー・アルボン、10位ケビン・マグヌッセンまでが入賞となっている。 今回F1デビューのフランコ・コラピントは1ストップで粘り続けて僚友アルボンの13秒後方、大健闘とも言える12位でチェッカーを受けた。