立憲代表選4候補が討論会ー神奈川(全文1)消費減税と財政出動で暮らしと経済支えたい
最低賃金を上げるときには注意が必要
だから、例えば最低賃金を上げるなんていうこと、これは非常に重要です。最低賃金を上げて、望む方が非正規から正規になっていけること。ただ、最低賃金を上げるときには注意が必要です。それは、例えば中小企業などはもうけのうちのほとんどを賃金に回しているんです。大企業はもうけのうちの5割か6割ぐらいを賃金、給与に回しているわけですので、中小企業の会社に対しては、少し政府から何らかの形で応援をしながら最低賃金を上げるということをやらなければならないと私は思っています。とにかく若い皆さん、あるいは子育て世代の皆さん、そういう方々の賃金を安定化させて収入を増やしていくこと、そうすると何が生まれるのか。 まず1つ。先ほど言いましたとおり、望んでいる方が結婚しやすい社会になる。望まない方に無理して結婚しろなどということを私は言っているんではありません。望む方が結婚しやすい社会になるわけですね。さらに加えて、若い皆さん、働き手の皆さんの賃金が上がっていくと、社会保障、社会保険料、これが増えることになります。社会保障の上からも有利になるわけです。さらに加えて、若い皆さんや子育て世代の皆さんというのは、上がった分の賃金、収入をすぐ消費に回します。消費に回すわけですね。所得1億円の方の収入が年間50万増えてもそれは消費には回りません。もう満ち足りているわけですから。 でも、かつかつで暮らしている方や子育て世代の方は、収入が増えればそれを消費に回すわけですね。入り用な物が多いですから。すなわち、経済の面でもプラスになるということです。だから、少子化を克服するんだ、そのときの1つの柱が、やっぱり収入が不安定で雇用が不安定な方々の収入を安定化させ、雇用を安定化させる、こういう政策を取っていくことが非常に私は重要だと思っています。
さまざまな問題をひもとく鍵はやはり教育にある
併せて、私は今日、街頭演説でもお話をさせていただきましたけれども、日本のさまざまな問題をひもとく鍵はやはり教育にあると思っています。現在、教育の状況が決してみんなに平等な状況にはなっておりません。それから、今回のコロナ禍の中で日本で独自のワクチンがなかなかつくれない、あるいは治療薬も残念ながら日本ではなくて外国のものが入って来ざるを得ない。 こういう意味で日本は今、新たな稼ぎ頭をどうするかっていうところが十分手元にないわけです。そういうところをしっかりさせるためにも、あるいは将来の所得格差をなくすためにも、私は教育に力を入れるっていうことをがっちりやらなければいけないと、そう思っております。 そして、私はこういったことを実現するためにも党が強くならなければなりません。さまざまな方が私たちの党に集えるように、逢坂誠二、しっかり務めてまいりたい、そう思います。ありがとうございます。 司会:逢坂候補、ありがとうございました。続いて小川候補、お願いいたします。