実は「焼き鳥」も立派な薬膳料理 ポイントは部位と選ぶメニュー おすすめ5品に自慢したくなる雑学も
◆月見つくね
つくねは、鶏肉から作られるので、同じく疲れ予防の効果などが期待できます。ここでご紹介するのは、つくねと一緒にぜひ食べていただきたい「卵」です。卵は血の不足を補う効果や、体の潤いをアップする効果があります。鶏肉と一緒に食べることで、体のエネルギーチャージがしっかりできるメニューになりますよ。 卵はレバーの血の不足よりも穏やかに効果があるイメージ。レバーは苦手で食べられないけれど、血の不足を改善したいと感じている方は、日常的に卵料理を食べることを心がけるといいでしょう。
焼き鳥を活用して元気な体を手に入れよう!
焼き鳥にまつわる薬膳雑学、いかがだったでしょうか。特別な生薬ではなくとも、食材にはひとつひとつに効能があります。ご自身の状態に合わせた食べ物を活用することで、健康的な体づくりが叶いますよ。 友人や、同僚、ご家族と焼き鳥を食べる際には、今回ご紹介した薬膳雑学をぜひ披露してみてください。ご自身の健康について考えるきっかけになり、薬膳を身近に感じることもできるでしょう。 さとうあい 宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや学校講師などを通して飲食業界に携わること20年以上。現在は、企業様向けフードコンサルティング事業を行う、motto cooking tableを主宰する傍ら、レシピライターとしても活動中。また、国際中医薬膳師として、アレルギー体質などの不調に悩む子ども達へ、美味しく食べて健康になれる薬膳料理「こども薬膳」を広める活動も行う。
さとうあい