Lunar Lake搭載の最新「New XPS 13」レビュー、デルの美意識を体現するフラッグシップモデル
ポインティングデバイスのタッチパッドは、キーボード手前のパームレストとシームレスに一体化しており、見た目では全く存在感がない。とはいえここにタッチパッドがあるだろう、という部分に広々と搭載されており、戸惑うことなく操作が行える。 また、クリック操作時には振動によるフィードバックがあり、物理クリックボタンを操作しているかのような感覚で確実な操作が可能な点も、かなり扱いやすく感じる。タッチパッド自体の存在感が全くない点はデザイン性を高めることにも繋がっているが、それでいて操作性が犠牲になっていない点は嬉しい部分だ。
■Wi-Fi 7対応で高速な無線通信が可能 冒頭で試用機のスペックは紹介しているが、改めて確認しておこう。 プロセッサーはCore Ultra 7 258Vを採用。メモリーはプロセッサー内蔵で容量は32GBと申し分ない。BTOでは、Core Ultra 5 226VやCore Ultra 7 256V、Core Ultra 9 288Vなども選択できる。いずれを選択してもマイクロソフトが定めるCopilot+ PCの要件を満たしており、Copilot+ PCのAI機能を含め、様々なAI機能を活用できる。 内蔵ストレージは、PCIe 4.0準拠の512GB SSDを搭載していたが、こちらもBTOで容量1TBまたは2TBのSSDを選択できる。無線機能は、Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)準拠の無線LANとBluetooth 5.4を搭載。無線LANは最高速度が5.8Gbpsと非常に高速で、アクセスポイント側の対応も必要ではあるが、環境が整っていれば有線LANを凌駕する高速な通信が可能だ。 生体認証機能は、Windows Hello対応の顔認証カメラと指紋センサーを同時搭載。顔認証カメラはフルHD(1080p)対応Webカメラとしても利用できる。指紋センサーは電源ボタン一体型となる。拡張ポートは、Thunderbolt 4を2ポート、左右側面に分けて1ポートずつ用意している。 モバイルノートPCとしては必要最小限で、電源を接続すると1ポートが埋まってしまうことを考えると、できればUSB Type-AやHDMIなども用意してもらいたかったように思う。