【MLB】 ブルペンが打たれたカブス、再び逆転負け 鈴木は無安打1四球
【カブス2-3レイズ】@トロピカーナ・フィールド
日本時間6月14日、レイズは敵地トロピカーナ・フィールドでのレイズ3連戦の最終戦を迎え、3対2で逆転勝利を収めた。両先発の好投で0対0の均衡状態の中、カブス打線は5回に3連続送りバント(内2個がセーフティスクイズに)を成功させ、2対0と先制。継投策で逃げ切りを図ったが、7回にレイズ打線が2本のタイムリーで3点を奪って逆転する。レイズ先発タジ・ブラッドリーは7回まで投げ切って2失点(自責無し)11奪三振と好投、その後もブルペンがリードを守ってレイズは3対2で逆転勝利。ブラッドリーに2勝目(4敗)が付いた一方、カブスは7回を投げた2番手マーク・ライターJr.が0.2回3失点と誤算、今季4敗目(2勝)を喫した。 【動画】レイズ・ディアスの勝ち越しタイムリー(MLB.comより) カブスがジャスティン・スティール、レイズがタジ・ブラッドリーの両先発で始まった試合はロースコアの投手戦に。直近19イニングで2失点しか許していないスティールは今日も好投。6回3安打5奪三振でレイズ打線を無失点に封じた。援護したいカブス打線はレイズのブラッドリー相手に11三振を喫しながらも、小技で活路を見出した。5回に連打で無死1・2塁のチャンスを作ると、7番パトリック・ウィズダム、8番ピート・クロウ=アームストロング、9番ヤン・ゴームズが3連続送りバント。3つの送りバントは全て成功して、クロウ=アームストロングとゴームズのセーフティスクイズの間に2点を先制した。 6回終了時で2対0とリードし、逃げ切るだけだったカブス。しかし、9回に4失点を喫してサヨナラ負けしたシリーズ第1戦と同様、ブルペンが崩壊してしまった。レイズは、7回裏一死1・2塁のチャンスから8番打者への代打ジョシュ・ロウがタイムリーを放ってまず1点差に、さらに続く打者の内野ゴロの間に走者が還って同点に追いついた。そして続く1番ヤンディ・ディアスが勝ち越しタイムリーを放ち、瞬く間に3対2と試合をひっくり返した。レイズブルペンは1点差のリードを守りきり、そのままレイズが3対2で勝利。カブスとのシリーズを2勝1敗で終えた。 カブスの鈴木誠也は「4番・右翼」でスタメン出場し、2打数1四球2三振。第1・2打席は空振り三振、第3打席は四球を選び、その後今季5個目の盗塁も決めた。9回に回ってきた第4打席はセカンドゴロに倒れ、鈴木の今季打率は.265、OPSは.795となっている。