過去25年間でやって後悔したインテリアトレンド10
スポンジを使って塗装した壁
1990年代後半から2000年代初頭にかけて流行した、スポンジを使って塗装した壁は、その手軽さから多くの人々に支持された。壁にテクスチャーや個性を加え、欠陥を隠すことができる便利な方法として、当時は画期的なものだったのだ。しかし、現在ではより洗練されたライムウォッシュが主流になっていて、スポンジを使って塗装した壁の魅力は大きく失われつつある。
壁のステンシルシート
壁の模様替えを手軽で安価で済ませる方法のひとつが、ステンシルシートだった。こちらも2000年代初頭に流行ったものだけれど、Checkatradeの調査によると、自宅にステンシルシートでアクセントウォールを作った人のうち、14%が後悔している。
むき出しのレンガ壁
調査結果によると、インダストリアルなニューヨークロフトスタイルを模した、独特の雰囲気を演出できる、むき出しのレンガ壁を採用した人の13%が、後になってその選択を後悔していることが判明した。 この調査結果の根底にあるのは、おそらく断熱性の悪さだろう。むき出しのレンガ壁は、適切な環境下ではスタイリッシュに見えるかもしれないけれど、高騰するエネルギーコストと環境に配慮した住宅に対する意識が高まる中、見た目だけでエネルギー効率が悪いものを選ぶ時代は終わりつつあるのかもしれない。
リノリウムフローリング
1800年代後半から1950年代にかけてキッチンやバスルームのフローリングとして定番だったリノリウムは、1990年代後半にちょっとしたリバイバルを遂げた。その大きな理由は、当時主流だったビニールよりも“合成樹脂が少ない”という点にあった。ビニールは主にプラスチック製だけれど、リノリウムは圧縮コルク粉、亜麻仁油、その他天然素材の混合物から作られている。 残念ながら、リノリウムは病院、学校、オフィスといった施設の床材というイメージからなかなか脱却できなかった。そのため、12%もの人がリノリウムフローリングの設置を後悔している。
ネオンライト
2000年代半ばから2010年代後半にかけて、“live, laugh, love”など、キッチンによく飾られていたスローガンを覚えている? そんな流行だった文字アートにネオン照明を組み合わせたネオンライトを取り入れてしまった人の中には、後悔している人が12%もいる。 確かに、ネオン照明は明るく遊び心がある雰囲気にしてくれるが、毎日蛍光色に包まれて暮らすのは、新鮮味も薄れてしまうようで、調査対象者の12%が「やっぱり失敗だった……」と感じている。