【高校野球】大阪桐蔭が始動 ドラフト上位候補右腕・森陽樹「1位でプロ野球」大先輩の訪問に刺激も
大阪桐蔭が5日、大阪・大東市内の同校グラウンドで始動した。練習前には同市内の野崎観音に参拝し、今秋ドラフト上位候補の最速153キロ右腕・森陽樹(2年)は「この高校に入って、ずっとドラフト1位でプロ野球と言ってきたんで、その目標は絶対、達成したい」と力を込めた。 1年秋に公式戦デビューし、2年時は春夏の2度、甲子園のマウンドを経験。下級生からチームを支えてきた右腕も、高校ラストイヤーを迎えた。この日は、先輩・藤浪晋太郎投手がグラウンドに姿を見せ、ロッテの沢田圭佑投手と自主トレを敢行。2012年に甲子園春夏連覇の偉業を達成した大先輩を目の前にし、刺激を受けた190センチ右腕は「自分より全然でかいし、キャッチボールを見ても力強さが伝わってくる。最終的に藤浪さんを越せるように」と話した。 そのためにも、まず据えたのは夏の全国制覇。チームは、昨秋の近畿大会で初戦敗退を喫し、6年連続のセンバツ出場が厳しくなっている。「とにかく夏、日本一をと強く思っている」と森。プロ注目右腕・中野大虎主将(2年)との2本柱で自身3度目の聖地へ、厳しい冬を過ごす。
報知新聞社