いくらあげてる?ルールは?小学生・中学生のお小遣い事情。金銭感覚が身に付く渡し方・注意点も
お子さまが小学生や中学生になると「いつからいくらお小遣いをあげたらいいのかな?」と気になる保護者のかたも多いのではないでしょうか。 お小遣いは、使ったりためたりすることで、お金の上手な使い方や大切さ、金銭感覚などを学べるというメリットがあります。今回は、アンケートをもとに小学生と中学生のお小遣いの相場や渡し方、注意点などをQ&A方式でご紹介します。
Q:小学生・中学生のお小遣いのあげ方は、「定額制」と「必要な金額をその都度」のどっちが多い?
A:小学校低学年では「必要な金額をその都度」、小学校高学年と中学生では「定額制」の割合が多くなっています お小遣いのあげ方は、大きく分けて必要な時に「その都度」必要な金額を渡す方法と、「毎日」「1週間に1回」「月に1回」などと定期的に金額を決めて渡す「定額制」があります。 アンケート(小学生~中学生の保護者のかた総計824名)では、小学校低学年(1~3年)で最も多いのは、お小遣いを「その都度」あげる方法で、43.2%でした。「その都度」渡す割合は、学年が上がるにつれて減っていき、高学年(4~6年)で36.2%、中学生で35.9%になっています。 一方、お小遣いの「定額制」は、小学校低学年では18.7%ですが、小学校高学年になると割合が大きくなり41.4%、中学生では46.1%です。お小遣いをあげる頻度は、「月に1回」が一番多く、次に「1週間に1回」「毎日」と続いています。 アンケートの結果から、学年が上がるにつれて、「その都度」お小遣いをあげる方法から、金額を決める「定額制」に移行していくご家庭が多いようです。
Q:小学生・中学生の1か月のお小遣いの金額はいくら?
A:小学生の場合、お小遣いを「渡していない」が42%いるものの、お小遣いの金額は「月500~1,000円未満」が一番多い。中学生になると「月1,000~3,000円未満」が一番多くなっています アンケート(2024年1月・総数1,175名)によると、1か月のお小遣いで一番割合が多い金額は…… ・小学生は「月500~1,000円未満」(20%) ・中学校で「月1,000円~3,000円未満」(42%) となっています。 小学生は、「月300円未満(5%)」「月300~500円未満(11%)」「月1,000円~3,000円未満(10%)」というように、お小遣いの金額はご家庭によってさまざまということが見てとれます。 ただ、お小遣いを「渡していない」というご家庭も多く、割合は小学生では42%、中学生では25%です。