坂本龍一さんが創立した団体も!「日本の森の課題」と向き合う注目のアクション[FRaU]
アウトドアブームをきっかけに2020年11月にスタートした森林レンタルサービス〈forenta〉。プロデューサーで、林業会社を営む田口房国さんは、キャンプをするために山を買う人が現れ始めたことで危機感を覚えたという。 「都市部の人が買うと、キャンプに飽きた後に山が放置状態になる可能性があるからです。一般の人が森に足を運ぶきっかけになること自体はすばらしい。そこで森を年間契約でレンタルできるサービスを始めました」。 当初は自社で所有する森林の17区画で開始したが、現在では北海道から鹿児島県まで全国12道府県、16エリア、389区画にまで拡大した。「これまで木材の生産地としてしか見ていませんでしたが、森林の価値はそれだけじゃない。キャンプを通して気軽に森の時間を楽しんでもらいたい」。 ●情報は、FRaU2024年8月号発売時点のものです。