無免許運転・木下都議が辞職会見(全文3)言葉ではなく行動で、と思っていた
辞任しないことで都政が停滞した点をどう考えるか
読売新聞:ありがとうございます。最後1点だけすいません。今のお話でも仕事をしたいと、皆さまのお役に立ちたいということも先ほどおっしゃられていましたけれども、今回の件でほかの都議さんたちも地元で責められたりとか、あと、都の職員の方もかなり苦情の対応で業務が手に付かなくなるといったような支障も生じていたようです。そういった点について、木下さんがお辞めにならないことで都政が停滞したという点についてはどういうふうにお考えなんでしょうか。 木下:都庁の職員の皆さまのところに苦情のご連絡が入っていることは当然ながらお知らせいただいておりましたし、そのことについて大変なご迷惑をお掛けした、そのように思っております。また、特に都民ファーストの会の議員の皆さん、先ほども申し上げましたけど、今回、再起を目指して頑張られている方々、本当に申し訳ない、大変なご迷惑を掛けた、そのことは。また、小池都知事に対してもご迷惑を掛けたと思っております。本当に申し訳なかったと、そのように思っております。 じゃあ、そちらの。どうぞ。
罰金刑で済んでいれば辞めなかったのか
朝日新聞:朝日新聞の軽部です。 木下:どうも、お世話になります。 朝日新聞:2つお尋ねします。今、お辞めになった理由をたくさん述べられていましたけれども、タイミングとしては公判請求された直後のタイミングとなります。もしこれが略式起訴で罰金刑で済んでいたとしたらお辞めになっていなかったっていう可能性はあるんでしょうか。 木下:たまたまタイミング、金曜日になりまして、実は先ほど来申し上げたとおり、9日の議会、委員会での私がいることで開会されなかった、そのこと。そしてまた、次の委員会は18日でございましたが、その前に自分の委員会が開かれる、そういったご連絡が来たことを踏まえて、仕事がさせていただける環境にないということが明白であると私自身思っておりましたので、たまたまこの、今日の会見含め、辞職に至るための準備もまったくしないわけにまいりませんので、準備もしておりましたところ、金曜日に公判請求というニュースを耳にしました。ですから、先ほどおっしゃられたような、略式であればとかそういうことではございません。 朝日新聞:分かりました。もう1点。議員報酬の寄付についてはご説明いただいたんですけれども、都議会の規定だと12月1日に在籍していたかどうかにかかわらず、議員ボーナス、手当が払われるそうです。1日在籍だと200万なんですけど、それ以前に辞めていたら6割、120万円が支払われるようです。そういうお金についても寄付されるんでしょうか。 木下:報酬と同様に考えております。 朝日新聞:寄付するということですか。 木下:3カ月間の分、休んでおりました期間については寄付をいたし、寄付なのか、おそらく寄付という形になると思いますけれども、私は受け取らないという形で考えております。 朝日新聞:分かりました。 木下:じゃあ、そちらのブルーの女性の方。はい。 今何時ですか。