タンタンに中日友好特使名誉称号を授与

タンタンへ中日友好特使名誉称号を授与。同園の加古裕二郎園長が受け取りました

2023年8月初旬から11月初旬まで、タンタンの治療のために来園していた獣医師の王承東(おうしょうとう)先生からのビデオメッセージも公開されました。王先生は、心疾患となったタンタンのために、パンダセンターと王子動物園が密に連絡を取り合って相談し、痛みをやわらげてQOL(生活の質)を向上することができたこと、そして同園の飼育管理チームへの感謝を述べ、「彼女がくれた明るい気持ちを忘れることはありません」と語ってくれました。 その後、薛剣総領事からタンタンへ、中日友好特使名誉称号が授与されました。終了後の会見で総領事は「震災の後に神戸にやってきて24年間。神戸の街の復興を見届け、多くの人々の愛情の中、大きな貢献があった。いろいろ考えて、タンタンにも称号を与えるべきであると考えました」と、日中の民間交流を促進したタンタンに、この称号を授与したことを話してくれました。パンダでこの称号を授与されたのは、16頭もの子の父親となり、2023年2月に中国へ帰国した永明(えいめい)に続き、2頭目となります。 閉会の辞では、同園の加古 裕二郎(かこゆうじろう)園長が、「いまでもパンダ館に行けば、またタンタンに会えるような気がします。亡くなって半年たちましたが、イベントには1,000件を超える応募がありました。タンタンには今もファンを引きつける魅力があります」と、述べました。 このあと、参加者にファンが撮影した写真やメッセージが掲載された記念アルバム「私とタンタン」が贈呈され、和やかなムードの中、閉会となりました。