（写真：レスポンス）

遠方への出張には新しく導入したオデッセイに乗って出かける松宮さん。そこで長距離走行を快適にするためにオーディオの高音質化を計画した。自宅から近い千葉県のアークライドでスピーカー交換からスタート、その高音質ぶりからオーディオに魅了されていく。 【画像全9枚】 ◆仕事で遠方に行く際に車内を快適にしたい そんな思いからオーディオの高音質化に着手 松宮さんが免許を取った若かりし頃には、まわりの仲間の間でカーオーディオが流行していた。もちろん松宮さんも初めてのクルマを手に入れると、すぐさま量販店でオーディオユニットを手に入れてDIY取り付けを実施した。DIYとは言えスピーカー交換やデッドニングなどもその頃にすでに経験済み。 しかし、それからしばらくするとオーディオとは距離を置いたカーライフを送っていた。しかし現在のオデッセイを手に入れる頃に変化が訪れることになる。 「電気工事関連の仕事をしているのですが、クルマで出張することも多いんです。移動の時間も長いですし、少しでもドライブを快適にしたいと思ってオーディオの音を良くしたくなったのがもう一度オーディオに力を入れようと思ったきっかけでした」 松宮さんが愛車のオーディオに望んだ音の傾向は明確だった。 「ドンシャリ傾向の派手な音じゃなくて、フラットなサウンドが欲しいと思いました。ロングドライブでずっと聴いていても聴き疲れしない音が望みだったんです」 ◆プロショップに行ってスピーカー選び お目当てのユニットを見つけて取り付け開始 オーディオ・システムアップの計画をはじめた松宮さん、もともとオーディオの知識はあったので具体的な施工＆システムを考えた。 「オデッセイを見ていると内張りも外しにくそうだし、純正システムがちょっと複雑そうでした。それにRCA出力もありません。それらを見ているとDIYではなくプロに任せてしっかりインストールしてもらいたいと思ったんです。それで今回はDIYではなくオーディオプロショップに行ってオーダーすることにしました」 早速Webでプロショップを検索したところ、自宅からほど近い場所にアークライドがあることを見つけて、すぐさま出かけた。とにかく高音質化の入り口はスピーカーだと考えた松宮さん、システムアップのメニューは音の良いスピーカーへの交換だった。 「アークライドに行ってスピーカー交換の相談をしました。試聴して決めることになったんですが、試聴したDLSの音が気に入って2ウェイシステムを導入することにしました。取り付けはシンプルに、ドアとダッシュの純正位置に取り付けてもらうことにしました。ただダッシュは少し加工してツイーターの角度を工夫してもらうことになったんです」 ◆スピーカー交換で音の進化に気を良くして 3ウェイの音を体験してみたくなりリメイク プロショップでフロントスピーカーを交換した松宮さん、その時に完成した音はオーナーが望んだサウンドだった。そして、この高音質体験が松宮さんのオーディオ好きを一気に開花させることになるのだった。 「スピーカー交換をした際の音の進化にはすごく満足していました。しかし間もなくするともっと良い音にできるではないだろうかと思いはじめたんです。気になったのはフロント3ウェイです。中抜けが改善されてボーカルがもっと出てくるんじゃないかと思ったんです。そう考え始めたらすぐに実践してみたくなって、ミッドレンジを追加してもらうことにしました」 ミッドレンジを追加するにあたって取り付けも変更。Aピラーを加工してミッドレンジとツイーターをビルトイン取り付けすることにする。さらにオーディオ熱がヒートアップした松宮さんはDSPアンプとしてヘリックスのP-SIX DSPを導入、加えてキッカーのサブウーファー・L7TDFを導入、同時にキッカーのパワーアンプも加えて、フロント3ウェイ＋サブウーファーのシステムを完成させた。 システムアップするたびに高音質化を実感することに気を良くしたオーナーが、上を目指してさらなる進化を続ける。矢継ぎ早に愛車のシステムを充実させてきた松宮さん、次回の後編ではさらなる進化について紹介して行くことにしよう。 土田康弘｜ライター デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。