MLB公式HP選出の2017年実力トップ10でダルビッシュが8位、マー君は番外
メジャーリーグ公式ホームページは2017年シーズンの先発投手の実力トップ10のランキング記事を掲載し、レンジャーズのダルビッシュ有が8位に選出された。 ダルビッシュを8位に入れた理由についてペトリエロ記者は、「トミー・ジョン手術を受けて2015年に投げられなかったことや16年も出遅れたことは簡単に忘れてしまうことができた。彼が昨夏に戻ってきたとき、本当にファンタスティックだった」とした上で、復帰後に100回1/3回を投げ、自己ベストとなる奪三振率31.7%をマーク(この数字は、シャーザーと同程度)、四球率もキャリアの中では低い7.5%に減らしたというデータを紹介した。 「これらは本当に興味深いことだ。なぜなら、手術後は思ったところに投げるコマンドは後回しになりやすいものだからだ。そのうえに彼はキャッチャーのラクロイのリードに従って、より回転数の高いボールを投げながら、制球力も両立させた。100イニングは彼の腕が健康であることを証明するのに十分だったし、このビッグ・リーグでは、いつもずば抜けて優れた投手である」と絶賛した。 ペトリエロ記者は、「10人いれば、10通りの実力トップ10のリストができる」と前置きしたうえで、同記者の選んだトップ10を以下のようなランキングで並べた。 1位 クレイトン・カーショー(ドジャース) 2位 マックス・シャーザー(ナショナルズ) 3位 ノア・シンダガード(メッツ) 4位 クリス・セール(レッドソックス) 5位 コーリー・クルーバー(インディアンス) 6位 マディソン・バムガーナー(ジャイアンツ) 7位 ジャスティン・バーランダー(タイガース) 8位 ダルビッシュ有(レンジャーズ) 9位 ジョニー・クエト(ジャイアンツ) 10位 カイル・ヘンドリックス(カブス) そして番外として、ヤンキースの田中将大や、昨季22勝4敗の数字で ア・リーグの最多勝を獲得してサイヤング賞に選ばれたリック・ポーセロ(レッドソックス)の名前が挙げられた。 マー君も、メジャー3年目で初めて規定投球回数をクリア、ヤンキースで勝ち頭となる14勝を挙げ、最後まで防御率タイトルを争った(3.07)ピッチング内容が高く評価された。