初キャップも期待される【大学ラグビー】ネクストジャパン7選! いよいよ選手権に登場する名門校のキーマンたち
●海老澤琥珀(明大2年/ウイング/173センチ・81キロ/20歳) 8月以降、日本代表の練習生となること通算2度。根塚洸雅、長田智希といったリーグワンの歴代新人賞受賞者に日頃のトレーニングを振り返ってもらったり、スキル練習に誘ってもらったりと多くを吸収した。 全国準Vを果たした報徳学園高校3年時は高校日本代表から漏れるも、明大では1年目からレギュラーで活躍していまの立場を掴んだ。小柄ながら勤勉さとアジリティ、大胆なプレー選択でフィールドに違いを作る。 12月1日、東京・国立競技場であった早大との早明戦では、ラストワンプレーでトライを狙うもタッチラインの外へ出された。「そこを獲り切るのが僕の仕事。必ず獲りきれるようなプレイヤーになります」とリベンジを誓う。 ●ナブラギ ・エロニ(京産大2年/センター/187センチ・102キロ/20歳) 京産大は昨季まで2シーズン連続4強入り。独自のスクラムと球際のしぶとさを伝統的な部是としながら、各所に綺羅星と大砲を配する。 3年生ナンバーエイトのシオネ・ポルテレが速さと強さ、日本代表候補となった4年生スクラムハーフの土永旭が左足のキックで魅する傍ら、エロニは読みの鋭さと強靭さで今季ブレイクした。 守っては鋭い出足のタックルで形勢逆転を引き出し、攻めては手先の器用さや基本技術の丁寧さをランニングに溶け合わせる。 文●向風見也(ラグビーライター)
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