初キャップも期待される【大学ラグビー】ネクストジャパン7選! いよいよ選手権に登場する名門校のキーマンたち
●青木恵斗(帝京大4年/フランカー/187 センチ・106キロ/22歳) 大学選手権4連覇を狙う帝京大の主将。2、5月の代表候補合宿に佐藤らとともに呼ばれるも、6月に発表された正代表から漏れるとチーム活動への専念に舵を切る。追加招集の依頼も丁重に断り、責務を全うすることでの自己成長を求めた。 「ラグビー選手としては日本代表に行く方が成長できると思うんですけど、リーダーとしてチームをしっかり観察でき、何が足りないのかを考えることができました」 シーズンが深まるほど「しんどくなったら僕を見ろ。誰よりもハードワークするから」と、持ち前のハードコンタクトで仲間をけん引。力強い突進とオフロードパスの合わせ技、危険地帯をカバーしながらのジャッカルを何度も繰り返す。 ●小村真也(帝京大4年/スタンドオフ・ウイング・フルバック/180 センチ・92キロ/22歳) 早大の佐藤が神奈川県スクール代表のウイングとして注目されたのは2017年12月の全国ジュニア・ラグビーフットボール大会。その決勝で佐藤らと対峙したのが、大阪府中学校代表でスタンドオフを務めた小村だった。 破裂音の鳴るキックと防御に近づきながらの鋭いパスで優勝し、ハミルトンボーイズ高への留学を経て帝京大に入った。 若手育成プロジェクトのジャパンタレントスコッドに名を連ねた今季は、相次ぐ怪我に泣きながら11月中旬に戦列へ戻った。 最後尾のフルバックとして長短のキック、バスケット経験者らしいハイボールキャッチといった長所を披露するうえ、チーム戦術のオーガナイザーも担う。4年生スクラムハーフの李錦寿副将に「(小村は)ラグビーをわかっている。やりやすいです」と心強さを語る。 ●森山飛翔(帝京大2年/右プロップ/180センチ・109キロ/20歳) 京都成章高校時代は、矢崎らとともに高校日本代表としてアイルランド代表を破っている。スクラムでもっとも負荷のかかる右プロップながら、「ディフェンスでも、(攻める側から見たら)プロップは『穴』に見られがち。そこで脅威になりたいです」と強烈なタックルを繰り出しては起き上がり、すぐに防御の穴を埋める。パスさばきも器用。 帝京大のルーキーだった昨季はレギュラー獲得に至らなかったものの、今年6月に日本代表入り。リーグワン勢との切磋琢磨を通して「インテンシティ(強度)の低い練習でも細かいスキルを(丁寧に)やる」などの心構えを学び、代表に準ずるJAPAN XVの一員としてマオリ・オールブラックス戦も経験した。
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